鯛の養殖生産量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

鯛は高級魚という認識もありますが、養殖真鯛の供給が安定していることもあり、昔よりも安価で購入しやすくなっています。養殖の技術も上がっていて、天然物と比べても遜色のない鯛も増えてきました。

鯛は完全養殖もでき、それも安定供給につながっています。ちなみに、流通している真鯛は養殖物が8割とまで言われ、養殖物の方が現在は主流なほど。

それでは、鯛の養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!

目次

鯛の養殖生産量の都道府県ランキング

順位都道府県養殖収穫量
01位愛媛県37751t
02位熊本県9754t
03位高知県7466t
04位三重県3902t
05位長崎県2862t
06位和歌山県2499t
07位宮崎県1360t
08位鹿児島県1242t
09位静岡県928t
10位香川県495t
11位大分県367t
12位広島県168t
13位佐賀県143t
14位福井県95t
15位京都府5t
千葉県x
東京都x
大阪府x
兵庫県x
山口県x
徳島県x
福岡県x
沖縄県x
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
愛知県
鳥取県
島根県
岡山県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計69441t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※鯛の養殖収穫量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「x」は秘密保護上、数値を公表しないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:愛媛県

鯛の養殖生産量日本一は愛媛県で、全体の約54.4%を占めています。太平洋から黒潮が流れ込む宇和海で鯛をはじめとした様々な魚を養殖。イケスの近くでコンブを育てたり、鯛に与えるストレスを減らしたりすることで養殖環境をより充実させて養殖しています。

ちなみに、愛媛県は1990年以降は真鯛の養殖生産量日本一の座を30年以上守り、2006年以降は全体の半分以上の養殖鯛を生産。完全養殖を確立されているので安定していて、養殖だけでなく放流も行っています。

第2位:熊本県

鯛の養殖生産量2位は熊本県で、全体の約14%を占めています。天草地域で真鯛の養殖が盛ん。

そして、天草市の御所浦という離島で養殖している鯛「みやび鯛」はブランド化されています。全国的に有名とまではいきませんが、九州での知名度の高いブランド鯛です。

第3位:高知県

鯛の養殖生産量3位は高知県で、全体の約10.8%を占めています。須崎市の野見湾や浦ノ内湾、宿毛市と大月町にまたがる宿毛湾で養殖が盛ん。

また、高知県では養殖鯛のブランド化に力を入れていて、「乙女鯛」や「海援鯛」、「生姜真鯛」、「直七真鯛」など養殖方法やエサにこだわった養殖鯛を複数育てています。鯛養殖1位の愛媛県が不動なので、このような戦略はありです。

まとめ

鯛の養殖といえば愛媛といっていいほど、1位の座に君臨し続けています。2位の熊本県や3位の高知県でも生産量7000tを超えていますが、愛媛県を抜くのは難しいでしょう。

そこで、ブランド化といった形で各県の鯛を印象づける動きをしています。熊本県や高知県だけでなく、4位の三重県では「伊勢まだい」、5位の長崎県では「戸石ゆうこう真鯛」のようにブランド化。

また、鯛の漁獲量が気になるという方は下の記事をご覧ください。

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