サメは人を襲う危険な魚というイメージもありますが、400種類ほどいるなかで人に危害を加えるのは約30種。そのなかでも、ホホジロザメやイタチザメ、オオメジロザメの被害がほとんどです。日本にはホホジロザメは全域にいますが、イタチザメとオオメジロザメは沖縄の暖かい海にしかいません。
また、サメの食材といえば、フカヒレが有名。でも、フカヒレ以外にも身をすりつぶしたかまぼこやはんぺんなどの加工食品になります。
それでは、サメの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
サメの漁獲量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
---|---|---|
01位 | 宮城県 | 10633t |
02位 | 北海道 | 1621t |
03位 | 鹿児島県 | 1335t |
04位 | 岩手県 | 1277t |
05位 | 神奈川県 | 1193t |
06位 | 青森県 | 1047t |
07位 | 宮崎県 | 907t |
08位 | 富山県 | 851t |
09位 | 高知県 | 508t |
10位 | 三重県 | 472t |
11位 | 長崎県 | 339t |
12位 | 静岡県 | 181t |
13位 | 東京都 | 149t |
14位 | 千葉県 | 131t |
15位 | 愛媛県 | 75t |
16位 | 秋田県 | 49t |
17位 | 徳島県 | 40t |
18位 | 大分県 | 30t |
19位 | 山形県 | 15t |
20位 | 兵庫県 | 10t |
21位 | 新潟県 | 8t |
21位 | 山口県 | 8t |
23位 | 島根県 | 7t |
24位 | 沖縄県 | 6t |
25位 | 福岡県 | 5t |
26位 | 愛知県 | 4t |
26位 | 大阪府 | 4t |
26位 | 熊本県 | 4t |
29位 | 和歌山県 | 2t |
29位 | 広島県 | 2t |
31位 | 石川県 | 1t |
31位 | 香川県 | 1t |
31位 | 佐賀県 | 1t |
34位 | 福井県 | 0t |
34位 | 京都府 | 0t |
34位 | 鳥取県 | 0t |
34位 | 岡山県 | 0t |
– | 福島県 | x |
– | 茨城県 | x |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 20993t |
第1位:宮城県
サメの漁獲量日本一は宮城県で、全体の約50.7%を占めています。ほとんど(9割)が気仙沼港で水揚げ。
また、宮城県では主にヨシキリザメとネズミザメ、他にホシザメやドチザメなどが穫れます。ヨシキリザメとネズミザメからフカヒレが作られ、気仙沼の特産品です。
第2位:北海道
サメの漁獲量2位は北海道で、全体の約7.7%を占めています。代表的な漁港はなく、道内の様々な漁港でサメを水揚げ。
また、北海道では寒海性の大人しくて小型種のサメが多いですが、ホホジロザメもいます。北海道で水揚げされるアブラツノザメは関東以北の人気食材。栃木県ではハレの日にアブラツノザメなどを食べる習慣があります。
第3位:鹿児島県
サメの漁獲量3位は鹿児島県で、全体の約6.4%を占めています。内之浦漁港などで水揚げ。
また、鹿児島県では大型のホオジロザメやイタチザメによる漁業被害に頭を悩まされています。海が暖かいことでサメにとって住みやすい環境になりすぎていて、駆除もしていますが追いついていません。
まとめ
サメの漁獲量はフカヒレが有名な宮城県で特に多く、全体の半分以上です。そして、そのほとんどが気仙沼港で水揚げされています。
また、2位以下はどこも全体の10%以下ですが、日本の海全域にサメがいるので穫れる都道府県は多いです。
コメント