タラの漁獲量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

タラはタラ目タラ科のうちタラ亜科に属する魚類。日本近海にはマダラとスケトウダラ、コマイの3種類がいます。冷水域を好み、亜寒帯や寒帯の海に分布するため、どの都道府県で穫れるか想像しやすい魚でしょう。

また、タラは淡白で身が柔らかく、鍋物やムニエル、揚げ物、干物、かまぼこなど調理や加工がしやすい魚。スケトウダラは明太子、マダラは白子やチャンジャなど内臓まで利用されています。

それでは、タラの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!

目次

タラの漁獲量の都道府県ランキング

順位都道府県漁獲量
01位北海道207182t
02位岩手県9048t
03位青森県6972t
04位宮城県5650t
05位秋田県551t
06位新潟県550t
07位石川県483t
08位鳥取県385t
09位山形県329t
10位島根県118t
11位福島県95t
12位兵庫県70t
13位福井県20t
14位富山県14t
15位茨城県3t
15位京都府3t
17位神奈川県2t
18位山口県0t
千葉県
東京都
静岡県
愛知県
三重県
大阪府
和歌山県
岡山県
広島県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計231475t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※タラの漁獲量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「0」は1に満たないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:北海道

タラの漁獲量日本一は北海道で、全体の約89.5%を占めています。北海道全域で延縄や刺し網、底びき網、一本釣りなどにより漁獲。

北海道ではマダラとスケトウダラともによく獲れ、スケトウダラは16万t以上が水揚げされています。北海道の冬の定番料理としてタラの白子を味噌汁に入れたものがあるほどタラは身近な食材です。マダラの白子を「真だち」、スケトウダラの白子を「すけだち」と分けて呼んでいます。

第2位:岩手県

タラの漁獲量2位は岩手県で、全体の約3.9%を占めています。主に底引き網やはえ縄で漁獲。

また、宮古市はかつてマダラの漁獲量1位でしたが、最近は不漁に悩まされています。全盛期の10分の1くらいしか獲れていません。海水温の上昇が影響していると考えられています。

第3位:青森県

タラの漁獲量3位は青森県で、全体の約3%を占めています。定置網や刺し網、底びき網などで漁獲され、八戸市、六ヶ所村泊、佐井村などで水揚げ。

また、青森県でもマダラの漁獲量が減っていて、価格が高騰しています。

まとめ

タラは漁獲量1位の北海道で9割近く(約89.5%)獲られています。そして、冷水域を好む魚なので、上位5位が北海道と東北地方に集中。他は、日本海側の都道府県で獲れています。

また、上位の岩手県や青森県では不漁が続いています。北海道は不漁のときもありましたが、2017年以降は漁獲量も増加傾向。大半を北海道に頼っている部分のある食材のため、再度不漁にならないことを祈るばかりです。

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