フグの養殖生産量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

日本近海のフグは22種類が食べられますが、養殖されているフグは高級魚のトラフグのみです。トラフグの養殖はコストや手間が以前よりは改善されているものの、胃がないなので食いだめできなかったり、歯切りが何回も必要だったり、成長が遅かったりなど養殖の難しい魚。

そのため、天然トラフグよりは安いですが、養殖トラフグのお値段もなかなかです。でも、ちょっと頑張れば買える価格ではあるので、消費者としてはありがたいところ。

それでは、フグの養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!

目次

フグの養殖生産量の都道府県ランキング

順位都道府県養殖収穫量
01位長崎県1038t
02位熊本県478t
03位大分県254t
04位佐賀県216t
05位香川県190t
06位愛媛県151t
07位兵庫県119t
08位福井県110t
09位山口県101t
京都府x
和歌山県x
鳥取県x
高知県x
宮崎県x
鹿児島県x
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
静岡県
愛知県
三重県
大阪府
島根県
岡山県
広島県
徳島県
福岡県
沖縄県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計2833t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※フグの養殖収穫量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「x」は秘密保護上、数値を公表しないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:長崎県

フグの養殖生産量日本一は長崎県で、全体の約36.6%を占めています。九十九島(佐世保市)・戸石(長崎市)・松浦市がトラフグの県下三大産地。長崎市役所の食堂でトラフグを提供したり、松浦市の小・中学校で給食として出たりなどトラフグの魅力を伝える企画も行っています。

また、「長崎ふく」がブランド化されていて、「九十九島とらふぐ」もブランド化に取り組んでいるところです。

第2位:熊本県

フグの養殖生産量2位は熊本県で、全体の約16.9%を占めています。熊本県天草の複数の企業が御所浦で養殖。

また、適正養殖業者認証を受けた生産者が作る「吉宝ふぐ」や熊本県の厳しい認証制度の審査をクリアした熊本県のお墨付きでさらにふく成の6つの基準をクリアした「六福-ROPPUKU-」などがあります。

第3位:大分県

フグの養殖生産量3位は大分県で、全体の約9%を占めています。県南の佐伯市を中心に豊後水道に面した蒲江で養殖。

また、「豊後極みふぐ」がブランド化されていて、臼杵市では「臼杵フグ」として地元料亭などと協力して売出し中です。

まとめ

養殖フグの産地は西日本に集中しています。生産量日本一の長崎県、2位の熊本県、3位の大分県、4位の佐賀県と九州地方で盛ん。

また、トラフグは高級食材なのでブランド化も積極的に進められています。生産量では7位ですが、兵庫県の「淡路島3年とらふぐ」も有名です。

ちなみに、フグの漁獲量の方も気になる人は下の記事をご覧ください。

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