コノシロはニシン目ニシン科に分類される出世魚。4,5cmのものは「シンコ」、7~10cmのものを「コハダ」、13cm前後のものを「ナカズミ」、15cm以上のものが「コノシロ」です。「シンコ」や「コハダ」の方がよく聞くので、「コノシロ」と聞いてもピンとこなかった人もいるでしょう。
また、「シンコ」や「コハダ」はお寿司の光り物の代表。お酢との相性がいいため、酢〆したものが寿司種になります。ちなみに、「コノシロ」も身の質が良くて塩焼きや唐揚げで食べられますが、傷みが早いため、漁獲地周辺でしか流通していません。
それでは、コノシロの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
コノシロの漁獲量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
---|---|---|
01位 | 千葉県 | 1502t |
02位 | 大阪府 | 693t |
03位 | 熊本県 | 465t |
04位 | 福岡県 | 186t |
05位 | 神奈川県 | 184t |
06位 | 鳥取県 | 102t |
07位 | 佐賀県 | 76t |
08位 | 長崎県 | 66t |
09位 | 愛知県 | 65t |
10位 | 広島県 | 45t |
11位 | 香川県 | 41t |
12位 | 島根県 | 39t |
13位 | 山口県 | 25t |
14位 | 石川県 | 21t |
15位 | 東京都 | 20t |
16位 | 三重県 | 15t |
17位 | 愛媛県 | 14t |
18位 | 新潟県 | 12t |
18位 | 岡山県 | 12t |
18位 | 鹿児島県 | 12t |
21位 | 大分県 | 11t |
22位 | 宮城県 | 9t |
23位 | 静岡県 | 8t |
24位 | 富山県 | 5t |
24位 | 京都府 | 5t |
24位 | 徳島県 | 5t |
27位 | 秋田県 | 2t |
27位 | 茨城県 | 2t |
29位 | 福井県 | 1t |
30位 | 青森県 | 0t |
30位 | 岩手県 | 0t |
30位 | 福島県 | 0t |
30位 | 高知県 | 0t |
30位 | 宮崎県 | 0t |
– | 兵庫県 | x |
– | 和歌山県 | x |
– | 北海道 | – |
– | 山形県 | – |
– | 沖縄県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 3698t |
第1位:千葉県
コノシロの漁獲量日本一は千葉県で、全体の約40.6%を占めています。東京内湾地区で主に水揚げ。定置網やまき網、底曳き網などで獲っています。
また、出世魚で名前の変わる魚ですが、商品価値が高いのは「シンコ」です。東京ではシンコの初物に1kg数万円の高値がつきます。
第2位:大阪府
コノシロの漁獲量2位は大阪府で、全体の約18.7%を占めています。大阪湾で主に巾着網で漁獲。
また、コノシロは大阪湾で最も多く漁獲されている魚のひとつです。
第3位:熊本県
コノシロの漁獲量3位は熊本県で、全体の約12.6%を占めています。千切漁港や阿村港などで水揚げ。
また、コノシロは熊本の四季を代表する17種類の地魚「くまもと四季のさかな」に選ばれました。宇城市の「ご当地魚」にもなっています。
まとめ
コノシロの漁獲量が最も多いのは千葉県で、全体の5分の2(約40.6%)を占めています。2位は意外にも大阪府で、大阪湾でよく穫れる魚。コノシロは生息域を変えない魚なので今後もよく穫れるでしょう。
3位は熊本県で、地魚やご当時魚にもなっています。
また、シンコの旬が夏で、コノシロの旬は冬です。寿司ネタとしてシンコを食べたい人は夏に寿司屋に行きましょう。塩焼きや唐揚げで食べたいなら冬に釣れるところにいって、すぐに調理してもらえるところがおすすめです。
コメント