ニシンの漁獲量の都道府県ランキング!1位はどこ?

ニシンはニシン目ニシン科の海水魚。冷水域を好んで回遊する魚で、北太平洋や日本海などに分布しています。冷水を好むということで穫れる都道府県も想像がつくでしょう。

また、ニシンはフライやマリネなどで食べ、魚卵は数の子になります。数の子は普段は食べないけど、お正月は食べるなんて人も少なくないでしょう。

それでは、ニシンの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきます。

目次

ニシンの漁獲量の都道府県ランキング

順位都道府県漁獲量
01位北海道14237t
02位青森県8t
03位鳥取県6t
04位岩手県4t
04位宮城県4t
06位秋田県0t
06位島根県0t
山形県
福島県
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東京都
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大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計14259t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※ニシンの漁獲量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「0」は1に満たないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:北海道

ニシンの漁獲量1位は北海道で、全体の約99.85%を占めています。石狩市や小樽市、余市町など北海道西部の日本海沿岸などで水揚げ。

一時期は幻の魚と呼ばれるまで減少してしまったニシンですが、漁獲量はかなり回復してきています。漁獲量が激減してしまった以降、人工孵化や稚魚の放流をしていた成果がやっと見えてきました。(10年くらい前までは年平均4000t程度しか穫れませんでした)

第2位:青森県

ニシンの漁獲量2位は青森県で、全体の約0.056%を占めています。尾駮漁港で水揚げ。

陸奥湾野辺地漁協でもニシンの稚魚の放流を行いましたが、思うような成果が得られませんでした。でも、北海道でも諦めかけていたときに成果が出始めたので、漁獲量が増える可能性はあります。

第3位:鳥取県

ニシンの漁獲量3位は鳥取県で、全体の約0.042%を占めています。鳥取港や美保湾などで水揚げ。

ニシンは北日本で穫れるイメージですが、山陰沖で穫れるようになった理由はわかってません。

まとめ

ニシンの漁獲量1位は北海道で、ほとんど北海道しか穫れないといっても過言ではありません。一時は幻の魚にまでなっていましたが、近年やっと成果が出てくるようになり、1万tを超える漁獲量があります。

他の都道府県でも冷水域ならニシンの稚魚の放流で漁獲量を増やせる可能性はあり。ただし、10年や数十年単位で見る必要があり、市や県、国からの補助が必要でしょう。

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