ナマコは海水に住む無脊椎動物。世界に約1500種類いて、日本には約200種類がいます。すべてが食べられるわけではなく、食用は約30種類。日本で主に食用とされるマナマコは色によって、赤・青・黒に分けられ、黒が一番高級です。
ナマコは酢の物で食べられることが多く、内臓を塩辛にしたこのわたは珍味。ウニとカラスミ、このわたの3つを日本三大珍味と呼びます。
それでは、ナマコの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
ナマコの漁獲量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
---|---|---|
01位 | 北海道 | 2143t |
02位 | 青森県 | 642t |
03位 | 山口県 | 500t |
04位 | 福岡県 | 234t |
05位 | 大分県 | 212t |
06位 | 兵庫県 | 177t |
07位 | 愛媛県 | 134t |
08位 | 石川県 | 126t |
09位 | 愛知県 | 125t |
10位 | 京都府 | 122t |
11位 | 宮城県 | 115t |
12位 | 長崎県 | 100t |
13位 | 新潟県 | 98t |
14位 | 三重県 | 89t |
15位 | 福井県 | 73t |
15位 | 島根県 | 73t |
17位 | 岩手県 | 69t |
18位 | 広島県 | 66t |
19位 | 千葉県 | 55t |
20位 | 神奈川県 | 53t |
21位 | 岡山県 | 51t |
22位 | 香川県 | 49t |
23位 | 熊本県 | 43t |
24位 | 徳島県 | 39t |
25位 | 鳥取県 | 28t |
26位 | 鹿児島県 | 25t |
27位 | 大阪府 | 23t |
28位 | 秋田県 | 21t |
29位 | 静岡県 | 16t |
30位 | 山形県 | 13t |
30位 | 和歌山県 | 13t |
32位 | 富山県 | 6t |
33位 | 茨城県 | 4t |
34位 | 福島県 | 2t |
34位 | 宮崎県 | 2t |
36位 | 高知県 | 1t |
37位 | 東京都 | 0t |
– | 佐賀県 | x |
– | 沖縄県 | x |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 5564t |
第1位:北海道
ナマコの漁獲量日本一は北海道で、全体の約38.5%を占めています。なまこけた網漁業やたもとり漁業、底びき網漁などで漁獲。
また、北海道で穫れるナマコは主に青ナマコや赤ナマコです。北海道産の干しナマコは「北海キンコ」としてブランド化されています。干しなまこは中国の需要が高く、北海道からも輸出。
第2位:青森県
ナマコの漁獲量2位は青森県で、全体の約11.5%を占めています。桁網や潜水、底び網などで漁獲。
また、青森県で穫れるナマコは主に青ナマコです。キンコ(フジナマコ)も穫れます。
青森県でも横浜町の「横浜なまこ」がブランド化されていて、干しなまこが多い中で生食用として出荷されている珍しいナマコ。
第3位:山口県
ナマコの漁獲量3位は山口県で、全体の約9%を占めています。桁網や漕ぎ網、底び網などで漁獲。
また、山口県で穫れるナマコは主に赤ナマコと青ナマコです。山口県ではナマコの漁獲量が減っていて、その要因である密漁の罰則強化を行いました。
まとめ
ナマコは1位の北海道と2位の青森県で全体の漁獲量の約半分(約50%)を占めています。どちらもブランド化していて、北海道は干しなまこ、青森県は生食用のなまこ。
また、東京都では1t未満、佐賀県や沖縄県では漁獲量を非公表ですが、海なし県以外の39都道府県でナマコは獲られています。
そして、アワビほどではないですがナマコも高級食材で、密漁に悩まされている地域もあり。
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