ブリは大きさにとって名前が変わる出世魚で、地域によって呼び方が異なります。関東なら「ワラサ」、関西なら「ハマチ」が売られているのを見たことがあるでしょう。
また、ブリに似た魚でカンパチやヒラマサがいますが、別の魚です。同じスズメ目アジ科の魚なのでよく似ています。そして、農林水産省のデータではブリ類として一緒に統計されている魚です。
それでは、ブリの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
目次
ブリの漁獲量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
---|---|---|
01位 | 北海道 | 13971t |
02位 | 千葉県 | 11604t |
03位 | 長崎県 | 10750t |
04位 | 島根県 | 8414t |
05位 | 岩手県 | 5181t |
06位 | 三重県 | 4834t |
07位 | 石川県 | 4796t |
08位 | 鳥取県 | 4046t |
09位 | 高知県 | 3639t |
10位 | 愛媛県 | 2701t |
11位 | 宮崎県 | 2672t |
12位 | 青森県 | 2591t |
13位 | 宮城県 | 2319t |
14位 | 福岡県 | 2223t |
15位 | 鹿児島県 | 1938t |
16位 | 和歌山県 | 1384t |
17位 | 山口県 | 1068t |
18位 | 神奈川県 | 1066t |
19位 | 新潟県 | 1062t |
20位 | 茨城県 | 1019t |
21位 | 大分県 | 1008t |
22位 | 福井県 | 990t |
23位 | 徳島県 | 862t |
24位 | 富山県 | 832t |
25位 | 京都府 | 789t |
26位 | 秋田県 | 650t |
27位 | 静岡県 | 580t |
28位 | 兵庫県 | 459t |
29位 | 熊本県 | 285t |
30位 | 山形県 | 195t |
31位 | 広島県 | 181t |
32位 | 香川県 | 125t |
33位 | 大阪府 | 118t |
34位 | 佐賀県 | 104t |
35位 | 愛知県 | 60t |
36位 | 岡山県 | 37t |
37位 | 東京都 | 23t |
38位 | 福島県 | 18t |
39位 | 沖縄県 | 16t |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 94608t |
第1位:北海道
ブリの漁獲量日本一は北海道で、全体の約14.8%を占めています。恵山岬周辺海域でよく穫れ、大型定置網による漁が主流。
「寒ブリ」で知られる新潟県や富山県では不漁の一方、北海道のブリ漁業は好調です。冬のブリは北海道が主流になるとさえ言われています。
第2位:千葉県
ブリの漁獲量2位は千葉県で、全体の約12.3%を占めています。定置網やまき網で漁獲し、主な産地は東京内房地区や夷隅地区、銚子・九十九里地区です。
第3位:長崎県
ブリの漁獲量3位は長崎県で、全体の約11.4%を占めています。定置網やまき網で漁獲し、平戸沖や壱岐などが主な漁場。
まとめ
ブリは3道県でそれぞれ1万t以上の漁獲量があり、合わせると全体の3分の1以上(約38.5%)です。「寒ブリ」の漁獲量が落ちる一方で、釧路沖を漁場とする白糠町では年々漁獲量が増えていて「極寒ブリ」としてブランディングされ始めています。
また、ブリは養殖が盛んな魚で、漁獲量以上に養殖している魚。天然が好きな人もいれば、養殖のほうが好きという人もいるでしょう。
ブリの養殖生産量の都道府県ランキング!日本一はどこ?
ブリの養殖は1928年(昭和3年)に香川県東かがわ市引田で成功したものが世界初。入り江や小弯を堤防で仕切る築堤方式を使い、試験開始から2年でハマチ(ブリは出世魚な…
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