いかなごはスズキ目イカナゴ科の魚。兵庫県では郷土料理の「いかなごの釘煮」が春の風物詩になっています。兵庫県では穫れるのは間違いないとして他の都道府県で獲れているかが気になるところ。
また、いかなごは釘煮の他には、釜揚げやちりめん、成魚(ふるせ)は唐揚げや干物などで食べられます。
それでは、いかなごの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
いかなごの漁獲量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
---|---|---|
01位 | 兵庫県 | 1391t |
02位 | 北海道 | 635t |
03位 | 香川県 | 279t |
04位 | 岡山県 | 91t |
05位 | 大阪府 | 61t |
06位 | 青森県 | 17t |
07位 | 愛媛県 | 10t |
08位 | 岩手県 | 9t |
09位 | 宮城県 | 0t |
09位 | 茨城県 | 0t |
– | 秋田県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 福島県 | – |
– | 千葉県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 神奈川県 | – |
– | 新潟県 | – |
– | 富山県 | – |
– | 石川県 | – |
– | 福井県 | – |
– | 静岡県 | – |
– | 愛知県 | – |
– | 三重県 | – |
– | 京都府 | – |
– | 和歌山県 | – |
– | 鳥取県 | – |
– | 島根県 | – |
– | 広島県 | – |
– | 山口県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 高知県 | – |
– | 福岡県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 長崎県 | – |
– | 熊本県 | – |
– | 大分県 | – |
– | 宮崎県 | – |
– | 鹿児島県 | – |
– | 沖縄県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 2492t |
第1位:兵庫県
いかなごの漁獲量1位は兵庫県で、全体の約55.8%を占めています。播磨灘や大阪湾で船びき網漁で漁獲され、神戸市や明石市の漁港などに水揚げ。解禁日と終漁日が設けられ、限られた期間しか獲れません。
また、いかなごの漁獲量は年によって増減があるのですが、平成の終わり頃から令和にかけては低い漁獲量が続いています。全盛期は3万tほど獲れていたいかなごも2000tを下回る年ばかりです。
第2位:北海道
いかなごの漁獲量2位は北海道で、全体の約25.5%を占めています。渡島や後志、留萌などで沖合底びき網によって漁獲。
北海道のいかなごはちりめんや佃煮、煮干しなどに加工されます。ちなみに、生まれてから1年以上経過したオオナゴ(チリメン→コスジ→コオナゴ→オオナゴと大きさで名前が変わる)は養殖魚のエサになることが多いです。
第3位:香川県
いかなごの漁獲量3位は香川県で、全体の約11.2%を占めています。香川県では込網漁(潮流に向かって開くように袋状の網を敷設し、魚が網に入るのを待ってとる漁法)が主流です。
獲れたいかなごは釘煮で食べられることが多く、漁場の近くでは天ぷらや卵とじでも食べられています。また、香川県にはいかなごを原材料にした魚醤の「いかなご醤油」もあり。1度製造が途切れてしまいましたが、現在は復活しています。
まとめ
いかなごの漁獲量1位はもちろん兵庫県ですが、近年不漁が続いています。要因は海水温の上昇と考えられているため、対策も難しいところです。
また、いかなごは兵庫県以外でも獲れていて、北海道や香川県では100t以上。岡山県や大阪府では50t以上獲れています。
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