パプリカはピーマンと一緒で唐辛子の仲間です。唐辛子といってもピーマン同様にパプリカには辛味がありません。ちなみに、ピーマンは未熟果を収穫するのに対し、パプリカは完熟してから収穫するところが違います。
また、パプリカは輸入に頼っている部分が大きく、国内生産2割:輸入8割の野菜です。韓国やオランダから輸入していて、ほとんどが韓国産。
それでは、パプリカの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
パプリカの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 宮城県 | 1370t |
02位 | 茨城県 | 1280t |
03位 | 大分県 | 898t |
04位 | 北海道 | 720t |
05位 | 山形県 | 605t |
06位 | 静岡県 | 400t |
07位 | 長野県 | 325t |
08位 | 熊本県 | 285t |
09位 | 群馬県 | 112t |
10位 | 福島県 | 79t |
11位 | 佐賀県 | 75t |
12位 | 岐阜県 | 66t |
13位 | 宮崎県 | 62t |
14位 | 高知県 | 58t |
15位 | 島根県 | 57t |
16位 | 兵庫県 | 55t |
17位 | 沖縄県 | 43t |
18位 | 千葉県 | 34t |
19位 | 愛知県 | 33t |
20位 | 福岡県 | 23t |
21位 | 大阪府 | 22t |
22位 | 神奈川県 | 17t |
22位 | 長崎県 | 17t |
22位 | 鹿児島県 | 17t |
25位 | 山梨県 | 11t |
26位 | 岩手県 | 8t |
27位 | 和歌山県 | 7t |
28位 | 青森県 | 6t |
28位 | 京都府 | 6t |
28位 | 愛媛県 | 6t |
31位 | 新潟県 | 4t |
31位 | 広島県 | 4t |
33位 | 埼玉県 | 3t |
33位 | 石川県 | 3t |
33位 | 岡山県 | 3t |
36位 | 栃木県 | 0t |
36位 | 富山県 | 0t |
36位 | 滋賀県 | 0t |
36位 | 奈良県 | 0t |
– | 秋田県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 福井県 | – |
– | 三重県 | – |
– | 鳥取県 | – |
– | 山口県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 香川県 | – |
全国計 | 6710t |
第1位:宮城県
パプリカの生産量日本一は宮城県で、全体の約20.4%を生産しています。登米市や栗原市、大衡村、石巻市などで栽培。平成21年(2009年)に登米市で企業参入による生産拠点が整備されたことにより生産拡大していき、さらなる拡大を続けています。
また、宮城県のパプリカの品種は「スピリット」や「フィエスタ」、「アルテガ」、「0223」など。赤や黄色の品種の栽培が盛んですが、茶色や白、紫など色とりどりの新しい品種の開発もされています。
第2位:茨城県
パプリカの生産量2位は茨城県で、全体の約19.1%を生産しています。鉾田市や神栖市などで栽培。
また、茨城県のパプリカの品種は「コダイラ」や「ファブリス」、「ボランテ」、「パプ王」、「スイートカクテルペッパー」など。茨城県では、平成21年に商標登録された「パプ王」やミニパプリカの「スイートカクテルペッパー」、種無しパプリカなど品種開発にも力を入れています。
第3位:大分県
パプリカの生産量3位は大分県で、全体の約13.4%を生産しています。由布市や大分市、臼杵市などで栽培。
また、大分県のパプリカの品種は「マチャイ」や「マラネロ」、「アルテガ」、「ジアルテ、「コレッティ」などです。
まとめ
パプリカは上位3県で半分以上(約52.4%)を生産しています。新しい品種の開発も進んでいて、「パプ王」のようにブランド化されているものもあり。
また、パプリカは生産量の少ない都道府県も多いですが、全国的に作られています。栽培難易度がピーマンより高いと言われ、少し参入はしにくいですが、パプリカ自給率を上げたいと活動している企業も。
ちなみに、パプリカは種子からの発芽が特に難しいため、家庭菜園で作る場合は苗から作るのがおすすめです。
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