昆布の養殖生産量の都道府県ランキング!1位は北海道?

昆布の漁獲量ランキングは北海道が1位で、全体の95%以上が北海道産です。昆布は養殖もされていますが、養殖の1位も北海道なのか気になるところ。

また、昆布の天然物と養殖物を見分けるのはなかなか難しいです。出汁をとるときに養殖物は天然物には敵わないですが、そのまま食べるときは厚みがあって柔らかい養殖物の方が適しているといえるでしょう。そして、天然物は作柄の良し悪しが年によって異なり、価格も変わりがちな反面、養殖物は作柄が安定しているので価格も安定。

それでは、昆布の養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!

目次

昆布の養殖生産量の都道府県ランキング

順位都道府県養殖収穫量
01位北海道23739t
02位岩手県6937t
03位宮城県933t
04位神奈川県45t
05位長崎県10t
06位秋田県5t
07位香川県3t
08位新潟県2t
09位大阪府1t
青森県x
富山県x
静岡県x
島根県x
広島県x
徳島県x
山形県
福島県
茨城県
千葉県
東京都
石川県
福井県
愛知県
三重県
京都府
兵庫県
和歌山県
鳥取県
岡山県
山口県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計31691t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※昆布の養殖収穫量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「x」は秘密保護上、数値を公表しないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:北海道

昆布の養殖生産量1位は北海道で、全体の約74.9%を占めています。のれん式やはえ縄式で養殖。真昆布だけなら天然よりも養殖の方が多く、1年弱の育生で水揚げする促成養殖と2年弱の期間を経て水揚げする2年養殖があります。

また、昆布は養殖と天然を区別せずに販売されていることが多いです。これも養殖と天然を見分けにくい理由で、天然を強調していないものは養殖物だと考えるといいでしょう。

第2位:岩手県

昆布の養殖生産量2位は岩手県で、全体の約21.9%を占めています。岩手県沖で主に真昆布を養殖。

以前は毎年15000t以上生産されていましたが、震災によって生産量が減り、現在は8000t前後となっています。

第3位:宮城県

昆布の養殖生産量3位は宮城県で、全体の約2.9%を占めています。女川湾などで主に真昆布を養殖。女川湾は昆布養殖発祥の地とされています。

まとめ

昆布の養殖は漁獲量とまでいきませんが、北海道が1位です。2位の岩手県でも5分の1以上を生産し、北海道と岩手県を合わせると95%以上(約96.8%)を生産。

また、北日本での生産が盛んですが、関東や中部、近畿、中国・四国、九州でも生産されています。漁獲量のランキングとは違った結果です。

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