キチジの漁獲量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

キチジはカサゴの仲間の目の下から頬を通る長く突出した筋がある深海魚。キンキやメンメ、メイセン、アカジなど様々な呼ばれ方をしていて、最近はキンキと呼ばれることが多いです。ちなみに、見た目がキンメダイにやや似ていますが、別の魚。

また、キチジは旬である冬はよく脂がのっていて、小骨が少ないので食べやすい高級魚。焼き魚や鍋物、煮物など様々な料理ができます。北海道では祝いの席で鯛の変わりにキンキ(キチジ)が用いられるのが一般的。

それでは、キチジの漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!

目次

キチジの漁獲量の都道府県ランキング

順位都道府県漁獲量
01位北海道491t
02位岩手県178t
03位宮城県117t
04位青森県51t
05位茨城県13t
06位福島県6t
07位千葉県0t
秋田県
山形県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
静岡県
愛知県
三重県
京都府
大阪府
兵庫県
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広島県
山口県
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香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
栃木県
群馬県
埼玉県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
奈良県
全国計857t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※キチジの漁獲量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「0」は1に満たないもの
※栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県は海に隣接していないため、「-」としています

第1位:北海道

キチジの漁獲量日本一は北海道で、全体の約57.3%を占めています。恵山沖や苫小牧沖、知床半島周辺、択捉島沖などで延縄や刺し網、底びき網などで漁獲。

また、北海道ではお祝いごとにも用いられるめでたい魚ですが、漁獲量は減少傾向で価格が上がっています。網走で1匹ずつ生きたまま釣る「釣りキンキ」はブランド化されていて、さらに高価。

第2位:岩手県

キチジの漁獲量2位は岩手県で、全体の約20.8%を占めています。太平洋北部で主に沖合底びき網漁業で漁獲、小型底びき網や底延縄、底刺網でも漁獲。

また、キチジは岩手県ではメイセンやキンキと呼ばれています。

第3位:宮城県

キチジの漁獲量3位は宮城県で、全体の約13.7%を占めています。主に底びき網で漁獲。

また、キチジという呼び方はもともと宮城県での呼び方です。最近はキチジよりもキンキのほうが全国的に浸透してきています。

まとめ

キチジは高級魚ということもあり、全国計の漁獲量が1000t未満です。TOP3道県で9割以上(約91.8%)を漁獲していて、1位の北海道では特に多くなっています。

また、漁獲量の多い北海道でキンキと呼ぶことも多く、キンキで売り出されていることも多い(網走のブランドも釣りキンキ)です。正式名称のキチジではなく、キンキと言ったほうがピンとくる人も多いかもしれません。

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