フナの養殖生産量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

フナはコイ目コイ科の淡水魚。「釣りはフナに始まりフナに終わる」という格言があるくらい基礎的な釣りをする魚で、河川や湖沼などに生息しています。そして、各都道府県で養殖もしている魚。

また、フナ料理は郷土料理が有名で、滋賀県の鮒ずしや岡山県の鮒飯、愛知県の鮒味噌などがあります。ただし、フナは淡水魚独特の泥臭さがあり、苦手な人も多いです。

それでは、フナの養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう。

目次

フナの養殖生産量の都道府県ランキング

順位都道府県養殖収穫量
01位岡山県167t
02位滋賀県77t
03位新潟県60t
04位島根県21t
05位青森県11t
06位茨城県10t
07位千葉県9t
08位福岡県6t
09位秋田県3t
09位東京都3t
09位神奈川県3t
12位群馬県2t
12位大分県2t
14位岐阜県1t
14位三重県1t
14位愛媛県1t
14位宮崎県1t
18位北海道0t
18位山形県0t
18位福島県0t
18位富山県0t
18位福井県0t
18位長野県0t
18位京都府0t
18位兵庫県0t
18位鳥取県0t
18位広島県0t
18位山口県0t
18位徳島県0t
18位高知県0t
18位佐賀県0t
18位鹿児島県0t
岩手県
宮城県
栃木県
埼玉県
石川県
山梨県
静岡県
愛知県
大阪府
奈良県
和歌山県
香川県
長崎県
熊本県
沖縄県
全国計377t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※フナの養殖収穫量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「0」は1に満たないもの

第1位:岡山県

フナの養殖生産量日本一は岡山県で、全体の約44.3%を占めています。岡山の内水面漁業(河川や湖などでの養殖)の約4分の3を占めるのがフナの養殖です。ちなみに、近年生産量は減少傾向。

また、鮒飯は岡山県南部の郷土料理ですが、飲食店でも食べられます。

第2位:滋賀県

フナの養殖生産量2位は滋賀県で、全体の約20.4%を占めています。琵琶湖で固有種のニゴロブナを養殖。

また、ニゴロブナの養殖をしている水産会社が鮒ずしの加工までしていることが多いです。

第3位:新潟県

フナの養殖生産量3位は新潟県で、全体の約15.9%を占めています。佐久地域で古くからフナ養殖が盛ん。

また、鮒飯や鮒ずしのように全国的に有名なフナ料理ではありませんが、佐久市ではフナを甘露煮にして食べる文化があります。

まとめ

フナの生産量1位は岡山県で全体の5分の2以上のフナを養殖しています。2位は鮒ずしが有名な滋賀県、3位は甘露煮で食べる習慣のある新潟県。

地域にフナを食べる文化が根づいているところで養殖しているといえるでしょう。

また、養殖生産量1t未満のところもありますが、養殖している都道府県が意外と多いです。

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