なばな(菜花)はアブラナ科の野菜で、花や葉茎を食用としています。花(蕾)を食用とするものと葉茎を食用とするもので、作っている都道府県の違いあり。
特に、春先に花茎や蕾を食用にし、早春の季節感を楽しめる野菜として親しまれています。花蕾と葉茎の独特のほろ苦さがバランスよく、歯ごたえのある食感が魅力です。
それでは、なばなの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
なばな(主に花を食用とするもの)の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 千葉県 | 1700t |
02位 | 徳島県 | 603t |
03位 | 香川県 | 485t |
04位 | 大阪府 | 353t |
05位 | 高知県 | 200t |
06位 | 京都府 | 127t |
07位 | 兵庫県 | 105t |
08位 | 滋賀県 | 85t |
09位 | 茨城県 | 71t |
10位 | 和歌山県 | 67t |
11位 | 大分県 | 60t |
12位 | 福岡県 | 43t |
13位 | 鹿児島県 | 32t |
14位 | 神奈川県 | 26t |
15位 | 愛知県 | 25t |
16位 | 愛媛県 | 12t |
17位 | 宮城県 | 8t |
18位 | 岡山県 | 6t |
19位 | 埼玉県 | 5t |
20位 | 長野県 | 3t |
21位 | 静岡県 | 2t |
21位 | 広島県 | 2t |
23位 | 福井県 | 1t |
24位 | 岩手県 | 0t |
24位 | 秋田県 | 0t |
24位 | 栃木県 | 0t |
24位 | 群馬県 | 0t |
24位 | 新潟県 | 0t |
24位 | 富山県 | 0t |
24位 | 石川県 | 0t |
24位 | 山梨県 | 0t |
24位 | 岐阜県 | 0t |
24位 | 奈良県 | 0t |
24位 | 長崎県 | 0t |
– | 福島県 | x |
– | 北海道 | – |
– | 青森県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 三重県 | – |
– | 鳥取県 | – |
– | 島根県 | – |
– | 山口県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 熊本県 | – |
– | 宮崎県 | – |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 4030t |
第1位:千葉県
なばな(花)の生産量日本一は千葉県で、全体の約42.2%を生産しています。安房地域(南房総市・鴨川市・館山市・鋸南町)を中心に栽培。ちなみに、菜の花は千葉県の県の花でもあります。
また、千葉県のなばなの品種は「CR栄華」や「サカタ88号」、「CR華の舞」、「CR花まつり」などです。
第2位:徳島県
なばな(花)の生産量2位は徳島県で、全体の約15%を生産しています。徳島市や阿南市、阿波市、吉野川市などで栽培。吉野川流域の肥沃な土壌や温暖な気候を活かして生産されています。
第3位:香川県
なばな(花)の生産量3位は香川県で、全体の約12%を生産しています。高松市牟礼町や三谷町、 琴平町、善通寺市などで栽培。高松市牟礼町で多く出荷されています。
また、香川県では伏見系の在来なたねと春一番系の洋種なたねを栽培。
なばな(主に葉茎を食用とするもの)の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 三重県 | 417t |
02位 | 東京都 | 237t |
03位 | 新潟県 | 150t |
04位 | 熊本県 | 105t |
05位 | 福岡県 | 77t |
06位 | 栃木県 | 69t |
07位 | 神奈川県 | 55t |
08位 | 宮城県 | 37t |
09位 | 岐阜県 | 30t |
10位 | 群馬県 | 26t |
11位 | 千葉県 | 24t |
11位 | 宮崎県 | 24t |
13位 | 静岡県 | 22t |
14位 | 岩手県 | 20t |
14位 | 大阪府 | 20t |
16位 | 京都府 | 18t |
17位 | 山口県 | 15t |
18位 | 青森県 | 14t |
19位 | 秋田県 | 13t |
19位 | 和歌山県 | 13t |
21位 | 愛知県 | 10t |
22位 | 福島県 | 8t |
22位 | 埼玉県 | 8t |
24位 | 長崎県 | 7t |
25位 | 長野県 | 6t |
26位 | 北海道 | 5t |
26位 | 島根県 | 5t |
28位 | 奈良県 | 2t |
29位 | 茨城県 | 1t |
29位 | 富山県 | 1t |
29位 | 岡山県 | 1t |
29位 | 広島県 | 1t |
29位 | 香川県 | 1t |
34位 | 石川県 | 0t |
34位 | 福井県 | 0t |
34位 | 山梨県 | 0t |
34位 | 佐賀県 | 0t |
– | 山形県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 兵庫県 | – |
– | 鳥取県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 愛媛県 | – |
– | 高知県 | – |
– | 大分県 | – |
– | 鹿児島県 | – |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 1440t |
第1位:三重県
なばな(葉茎)の生産量日本一は三重県で、全体の約29%を生産しています。桑名市長島町や木曽岬町、松阪市などで栽培。「三重なばな」の名で出荷されています。
また、三重県では安定生産をはかるため、早生種と晩生種を栽培。時期をずらして植えることで採れる期間も長くなります。
第2位:東京都
なばな(葉茎)の生産量2位は東京都で、全体の約16.5%を生産しています。東京都西多摩地方で「のらぼう菜」を栽培。東京の伝統野菜「江戸東京野菜」のひとつです。
第3位:新潟県
なばな(葉茎)の生産量3位は新潟県で、全体の約10.4%を生産しています。新潟市などで栽培。
まとめ
なばなは花を食用とするものと葉茎を食用とするもので、上位3県(葉茎の方は3都県)が違います。どちらも上位3県で半分以上を生産。
また、都道府県によってはブランド化していたり、伝統野菜であったりと様々な特徴があります。
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