せりは春の七草のひとつで、小川や湿地に自生もしていますが、栽培もしています。セリ科の植物ということで香りが強く、苦手な人も少なくありません。
また、せりは日本原産の野生種から選抜されたものが栽培され、他の野菜のように品種は多くないです。
それでは、せりの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
せりの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 宮城県 | 424t |
02位 | 茨城県 | 246t |
03位 | 大分県 | 142t |
04位 | 秋田県 | 95t |
05位 | 高知県 | 53t |
06位 | 山形県 | 22t |
07位 | 熊本県 | 18t |
08位 | 愛知県 | 12t |
09位 | 福島県 | 11t |
09位 | 福岡県 | 11t |
11位 | 青森県 | 8t |
11位 | 京都府 | 8t |
13位 | 岩手県 | 6t |
14位 | 神奈川県 | 4t |
15位 | 千葉県 | 2t |
15位 | 大阪府 | 2t |
15位 | 岡山県 | 2t |
18位 | 埼玉県 | 1t |
18位 | 兵庫県 | 1t |
18位 | 広島県 | 1t |
18位 | 愛媛県 | 1t |
18位 | 長崎県 | 1t |
23位 | 栃木県 | 0t |
23位 | 群馬県 | 0t |
23位 | 新潟県 | 0t |
23位 | 富山県 | 0t |
23位 | 石川県 | 0t |
23位 | 山梨県 | 0t |
23位 | 長野県 | 0t |
23位 | 岐阜県 | 0t |
23位 | 和歌山県 | 0t |
23位 | 島根県 | 0t |
23位 | 山口県 | 0t |
34位 | 北海道 | – |
35位 | 東京都 | – |
36位 | 福井県 | – |
37位 | 静岡県 | – |
38位 | 三重県 | – |
39位 | 滋賀県 | – |
40位 | 奈良県 | – |
41位 | 鳥取県 | – |
42位 | 徳島県 | – |
43位 | 香川県 | – |
44位 | 佐賀県 | – |
45位 | 宮崎県 | – |
46位 | 鹿児島県 | – |
47位 | 沖縄県 | – |
全国計 | 1070t |
第1位:宮城県
せりの生産量日本一は宮城県で、全体の約39.6%を生産しています。名取市や石巻市、登米市、仙台市などで栽培湧水に恵まれた名取市上余田や下余田地区、石巻市河北地区で生産が盛んです。
また、宮城県では「島根みどり」や「みやぎ VWD1号(宮城県育成品種)」などを栽培。令和2年6月に品種登録出願が好評された「Re14-4」の栽培も始まっています。
第2位:茨城県
せりの生産量2位は茨城県で、全体の約23%を生産しています。行方市や潮来市などで栽培。行方市は霞ケ浦と北浦に挟まれているため、湖の水と豊富に湧き出る地下水を生かした全国でも有数のせりの産地。「茨城県銘柄産地」にも指定されています。
また、茨城県ではせりの新品種は出ていません。でも、品種改良には力を入れています。
第3位:大分県
せりの生産量3位は大分県で、全体の約13.3%を生産しています。大分市や日田市などで栽培。大分市では安定した種子の確保と発芽技術の向上により、全国でも珍しいせりの水耕栽培を行っています。
また、大分県のせりの品種情報はほとんどなく、在来種を栽培していると考えていいでしょう。
まとめ
せりは上位3県で栽培が特に多く、全体の4分の3以上(約75.9%)をこの3県で作っています。名取市で作られているブランドせり「仙台せり」は全国的にも有名。
ちなみに、小川や湿地にせりは自生していますが、形のよく似た毒草のドクゼリも同じようなところに生えていることがあります。自分で春の七草を集めるという人は注意しましょう。
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