松茸はハラタケ目キシメジ化のキノコ。樹木の根に共生して生育する菌根菌のため、他のキノコのように人工栽培ができず、希少な高級食材となっています。2023年に遺伝情報が完全解読されたようなので、今後の成果に期待しましょう。
また、松茸は中国やカナダ、韓国、アメリカから輸入もしています。でも、外国産は松茸の風味が国産よりも弱いです。これは植物防疫法によって土がついた状態での輸入ができないためで、しっかりと洗浄されたものが輸入されています。
それでは、松茸の生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう。
目次
松茸の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 生産量 |
---|---|---|
01位 | 長野県 | 31.8t |
02位 | 岩手県 | 5.6t |
03位 | 宮城県 | 0.5t |
04位 | 岡山県 | 0.4t |
05位 | 石川県 | 0.3t |
06位 | 広島県 | 0.2t |
07位 | 山形県 | 0.1t |
07位 | 福島県 | 0.1t |
07位 | 徳島県 | 0.1t |
10位 | 岐阜県 | 0t |
10位 | 京都府 | 0t |
10位 | 兵庫県 | 0t |
10位 | 鳥取県 | 0t |
10位 | 香川県 | 0t |
– | 秋田県 | x |
– | 奈良県 | x |
– | 和歌山県 | x |
– | 島根県 | x |
– | 山口県 | x |
– | 愛媛県 | x |
– | 高知県 | x |
– | 北海道 | – |
– | 青森県 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 千葉県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 神奈川県 | – |
– | 新潟県 | – |
– | 富山県 | – |
– | 福井県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 静岡県 | – |
– | 愛知県 | – |
– | 三重県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 大阪府 | – |
– | 福岡県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 長崎県 | – |
– | 熊本県 | – |
– | 大分県 | – |
– | 宮崎県 | – |
– | 鹿児島県 | – |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 39.4t |
第1位:長野県
松茸の生産量日本一は長野県で、全体の約80.7%を占めています。上田市や塩尻市などで収穫。上田市の塩田平は全国有数の松茸の産地です。
また、2006年以降は2017年と2020年は不作で岩手県に1位を譲りましたが、それ以外の年は常に1位。
第2位:岩手県
松茸の生産量2位は岩手県で、全体の約14.2%を占めています。岩泉町や山田町、久慈市などで収穫。
また、岩手県は長野県に次いで2位の年が多く、岩手県の豊作と長野県の不作が重なった2017年と2020年は1位になりました。
第3位:宮城県
松茸の生産量3位は宮城県で、全体の約1.3%を占めています。気仙沼市などで収穫。
松茸の生産量は3位の変動が激しく、TOP2以外はよく順位が変わっています。
まとめ
松茸の生産量日本一は全体の5分の4以上を生産する長野県。2020年は不作で2位に落ちましたが、2021年は1位に戻りました。
また、2位の岩手県でも松茸の生産量が多く、8分の1以上を生産。収穫量はその年によって上下しますが、常に2位をキープしている都道府県です。
3位以降はその年によって変わるので、松茸は長野県と岩手県で生産が多いと覚えるといいでしょう。
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