ヒラメの養殖は天然物と同じマイワシやイカナゴを食べ、運動は天然も養殖もほとんどしないので、天然と養殖で食味の差がほぼない魚です。寄生虫のクドアに関しても各自治体などで安全対策をとっているため、安心して食べられます。
ただし、検査基準が日本とは違う韓国の養殖ヒラメの場合は注意が必要。産地偽装されていることもあり、クドア食中毒に発症した事例も報告されています。
それでは、ヒラメの養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
ヒラメの養殖生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 養殖収穫量 |
---|---|---|
01位 | 大分県 | 528t |
02位 | 愛媛県 | 270t |
03位 | 鹿児島県 | 264t |
04位 | 長崎県 | 123t |
05位 | 宮崎県 | 108t |
06位 | 愛知県 | 92t |
07位 | 熊本県 | 33t |
08位 | 山口県 | 20t |
09位 | 鳥取県 | 4t |
10位 | 香川県 | 2t |
– | 富山県 | x |
– | 福井県 | x |
– | 静岡県 | x |
– | 三重県 | x |
– | 和歌山県 | x |
– | 広島県 | x |
– | 沖縄県 | x |
– | 北海道 | – |
– | 青森県 | – |
– | 岩手県 | – |
– | 宮城県 | – |
– | 秋田県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 福島県 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 千葉県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 神奈川県 | – |
– | 新潟県 | – |
– | 石川県 | – |
– | 京都府 | – |
– | 大阪府 | – |
– | 兵庫県 | – |
– | 島根県 | – |
– | 岡山県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 高知県 | – |
– | 福岡県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 埼玉県 | – |
– | 山梨県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 岐阜県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 奈良県 | – |
全国計 | 1711t |
第1位:大分県
ヒラメの養殖生産量日本一は大分県で、全体の約30.9%を占めています。豊後水道は潮通しが良く、水質も安定していて、佐伯市での養殖が盛んです。海の生け簀で養殖される魚が多いですが、ヒラメは海沿いの陸地に点在する「ヒラメ小屋」で陸上養殖されるのが特徴。
また、生産量日本一のかぼすをエサに使用した「かぼすヒラメ」がブランド化されています。
第2位:愛媛県
ヒラメの養殖生産量2位は愛媛県で、全体の約15.8%を占めています。宇和島市や八幡浜市、西予市などで養殖。
また、生産者と八幡浜漁協が共同開発した4種類のハーブをブレンドした専用飼料で養殖したヒラメ「ハーブ媛ひらめ」が愛媛県の優れた農林水産物に与えられる「愛あるブランド」産品に認定されています。
第3位:鹿児島県
ヒラメの養殖生産量3位は鹿児島県で、全体の約15.4%を占めています。霧島市や薩摩川内市、長島町などで養殖。
まとめ
ヒラメの養殖日本一は大分県で、他にも3位の鹿児島県、4位の長崎県、5位の宮崎県、7位の熊本県と九州地方がTOP10に5県ランクインしています。(生産量非公表の沖縄県でも養殖をしています)
また、ヒラメは完全養殖に成功しているため、供給量も安定。ただし、近年の電気代やエサ代の高騰に悩まされている生産者は多めです。
ちなみに、ヒラメの漁獲量の方が気になるという方は下の記事をご覧ください。
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