ふきは灰汁抜きをしてから煮物や炒め物にして食べるのが一般的。ふきは山菜の一種で、ピロリジジンアルカロイド類という天然毒(動物や昆虫から身を守るために出す毒)が含まれるため、灰汁抜きをする必要があります。
また、ふきのとうはふきの花蕾。栄養価でいうとふきのとうの方が高いですが、ふきは食物繊維が豊富で低カロリーです。ちなみに、栽培されているふきは野生のふきよりも苦味が少なくなっています。
それでは、ふきの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
目次
ふきの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 愛知県 | 3480t |
02位 | 群馬県 | 918t |
03位 | 大阪府 | 791t |
04位 | 福岡県 | 499t |
05位 | 徳島県 | 311t |
06位 | 秋田県 | 294t |
07位 | 北海道 | 262t |
08位 | 長野県 | 162t |
09位 | 広島県 | 124t |
10位 | 愛媛県 | 105t |
11位 | 岩手県 | 87t |
11位 | 福島県 | 87t |
13位 | 新潟県 | 80t |
14位 | 静岡県 | 54t |
14位 | 京都府 | 54t |
16位 | 山形県 | 46t |
17位 | 和歌山県 | 20t |
– | 青森県 | … |
– | 宮城県 | … |
– | 茨城県 | … |
– | 栃木県 | … |
– | 埼玉県 | … |
– | 千葉県 | … |
– | 東京都 | … |
– | 神奈川県 | … |
– | 富山県 | … |
– | 石川県 | … |
– | 福井県 | … |
– | 山梨県 | … |
– | 岐阜県 | … |
– | 三重県 | … |
– | 滋賀県 | … |
– | 兵庫県 | … |
– | 奈良県 | … |
– | 鳥取県 | … |
– | 島根県 | … |
– | 岡山県 | … |
– | 山口県 | … |
– | 香川県 | … |
– | 高知県 | … |
– | 佐賀県 | … |
– | 長崎県 | … |
– | 熊本県 | … |
– | 大分県 | … |
– | 宮崎県 | … |
– | 鹿児島県 | … |
– | 沖縄県 | … |
全国計 | 8420t |
第1位:愛知県
ふきの生産量1位は愛知県で、全体の約41.3%を生産しています。東海市と知多市での栽培が盛んで、大半をこの2つの市で生産。
また、ふきの品種は「愛知早生」や「愛経2号」などです。愛知早生は愛知県だけでなく、全体の流通の7割を占める主力品種。
第2位:群馬県
ふきの生産量2位は群馬県で、全体の約10.9%を生産しています。北部の中山間地域を中心に栽培。
また、ふきの品種は「愛知早生」や「春いぶき」などです。春いぶきは群馬県の育成品種。
第3位:大阪府
ふきの生産量3位は大阪府で、全体の約9.4%を生産しています。泉佐野市や泉南郡熊取町、泉南市、貝塚市などで栽培。
また、ふきの品種は「愛知早生」や「のびすぎでんねん」など。のびすぎでんねんは横山ノックさんが大阪府知事のときに名付た品種。
まとめ
ふきは愛知県での生産が特に盛んで、愛知県で生まれた「愛知早生」が他県でもたくさん生産されています。上位3府県で全体の約5分の3(約61.6%)を生産。
繰り返しになりますが、ふきに含まれるピロリジジンアルカロイド類は熱に強いので、必ず灰汁抜きをしてから食べるようにしましょう。
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