大豆は豆腐や納豆、醤油、味噌など日本食には欠かせない食材。でも、大豆の自給率は約6%(※2020年時点)で大部分を輸入に頼っています。(油糧用を除くと自給率は約20%)
将来のタンパク源不足に備え、自給率をあげたいところです。しかし、大豆には連作障害があり、土地の狭い日本で大豆の作付面積を大きく広げるのは難しいでしょう。
それでは、大豆の生産量の都道府県ランキングについてです。
目次
大豆の生産量の都道府県ランキング
| 順位 | 都道府県 | 収穫量 |
|---|---|---|
| 01位 | 北海道 | 105400t |
| 02位 | 宮城県 | 22200t |
| 03位 | 秋田県 | 13900t |
| 04位 | 滋賀県 | 8630t |
| 05位 | 青森県 | 8210t |
| 06位 | 新潟県 | 7770t |
| 07位 | 佐賀県 | 7540t |
| 08位 | 山形県 | 7300t |
| 09位 | 福岡県 | 7210t |
| 10位 | 富山県 | 7100t |
| 11位 | 岩手県 | 6660t |
| 12位 | 愛知県 | 6170t |
| 13位 | 三重県 | 4080t |
| 14位 | 茨城県 | 3960t |
| 15位 | 栃木県 | 3480t |
| 16位 | 岐阜県 | 3020t |
| 17位 | 長野県 | 2990t |
| 18位 | 福井県 | 2750t |
| 19位 | 熊本県 | 2730t |
| 20位 | 石川県 | 2240t |
| 21位 | 福島県 | 1820t |
| 22位 | 兵庫県 | 1730t |
| 23位 | 大分県 | 1380t |
| 24位 | 岡山県 | 1270t |
| 25位 | 山口県 | 931t |
| 26位 | 千葉県 | 841t |
| 27位 | 島根県 | 806t |
| 28位 | 鳥取県 | 734t |
| 29位 | 埼玉県 | 582t |
| 30位 | 愛媛県 | 512t |
| 31位 | 群馬県 | 417t |
| 32位 | 鹿児島県 | 342t |
| 33位 | 京都府 | 308t |
| 34位 | 広島県 | 273t |
| 35位 | 宮崎県 | 251t |
| 36位 | 山梨県 | 242t |
| 37位 | 静岡県 | 200t |
| 38位 | 長崎県 | 164t |
| 39位 | 奈良県 | 150t |
| 40位 | 神奈川県 | 55t |
| 41位 | 香川県 | 48t |
| 42位 | 高知県 | 45t |
| 43位 | 和歌山県 | 25t |
| 44位 | 徳島県 | 14t |
| 45位 | 大阪府 | 11t |
| 46位 | 東京都 | 5t |
| ─ | 沖縄県 | x |
| 全国計 | 246500t |
第1位:北海道
北海道は日本一の大豆の産地で、全体の約42.8%を生産しています。耐冷性があって早生の「ユキホマレ」や北海道の銘柄品種の「とよまさり」、納豆用として人気で小粒の「スズマル」、イソフラボンが通常大豆の1.5~2倍の「ゆきぴりか」などの品種を栽培。
広大な土地があるので連作障害も避けやすく、北海道は大豆の生産に向いています。ただし、極端な寒さには弱く、「ユキホマレ」でも育ちにくい地域ではさらに耐冷性のある「とよみづき」や「トヨハルカ」を栽培。
第2位:宮城県
宮城県は大豆の生産量が2位で、全体の約9%を生産しています。タンパク質含有量が多く、豆腐や味噌の加工に向いている「すずみのり」などを栽培。
宮城県ではお米の生産調整で、転作作物として大豆や麦を作ってきました。
第3位:秋田県
秋田県は大豆の生産量が3位で、全体の約5.6%を生産しています。機械収穫のしやすい「おおすず」などの品種を栽培。
まとめ
大豆の生産量はTOP3の北海道・宮城県・秋田県で全体の約57.4%を占めています。
大豆は日本食の要といっても過言ではない食材ですし、タンパク源不足が心配もされているので、作付面積を増やしてほしい作物。なのに、転作交付金の見直しなどがあり、逆風が吹いています。


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