なめこはモエギタケ科スギタケ属のキノコ。粘性物質のムチレージを分泌するため、ヌメリタケと呼ぶところもあります。人口栽培が行われており、菌床栽培と原木栽培で作られるキノコです。(傘が小さいものは菌床栽培)
また、なめこは味噌汁やそばの具、納豆やオクラのようなネバネバ食材とセットとなるなど使われ方は様々。粘性物質のムチレージは食物繊維の一種で、タンパク質の吸収を助けて胃粘膜を保護する働きがあるといわれています。
それでは、なめこの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
なめこの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 生産量 |
---|---|---|
01位 | 長野県 | 5687.1t |
02位 | 新潟県 | 5017.1t |
03位 | 山形県 | 4405.2t |
04位 | 福島県 | 1621.8t |
05位 | 北海道 | 1319.7t |
06位 | 群馬県 | 972.2t |
07位 | 宮城県 | 907.7t |
08位 | 三重県 | 863.4t |
09位 | 岐阜県 | 483.4t |
10位 | 大分県 | 459.8t |
11位 | 埼玉県 | 302.5t |
12位 | 秋田県 | 260.3t |
13位 | 茨城県 | 181.3t |
14位 | 青森県 | 176.4t |
15位 | 和歌山県 | 151t |
16位 | 石川県 | 147.7t |
17位 | 岩手県 | 137.2t |
18位 | 鳥取県 | 87.1t |
19位 | 栃木県 | 51.3t |
20位 | 山梨県 | 50t |
21位 | 福井県 | 22t |
22位 | 兵庫県 | 15t |
23位 | 岡山県 | 13.1t |
24位 | 福岡県 | 7.6t |
25位 | 広島県 | 7.4t |
26位 | 静岡県 | 7.3t |
27位 | 熊本県 | 5.4t |
28位 | 東京都 | 3.8t |
29位 | 島根県 | 2.6t |
30位 | 高知県 | 2.3t |
31位 | 愛媛県 | 1.5t |
32位 | 富山県 | 1.4t |
33位 | 京都府 | 1.3t |
34位 | 神奈川県 | 0.8t |
35位 | 愛知県 | 0.7t |
36位 | 山口県 | 0.3t |
37位 | 香川県 | 0.1t |
– | 千葉県 | x |
– | 滋賀県 | x |
– | 大阪府 | x |
– | 奈良県 | x |
– | 徳島県 | x |
– | 佐賀県 | x |
– | 長崎県 | x |
– | 宮崎県 | x |
– | 鹿児島県 | x |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 24063.4t |
第1位:長野県
なめこの生産量日本一は長野県で、全体の約23.6%を占めています。上田市や長野市、木島平村などで栽培。長野県はきのこ栽培が盛んで、きのこ王国と呼ばれることもあります。
また、なめこは消費量が落ち込んできていて、単価が下降中。そのため、生産量1位の長野県では県林業総合センター(塩尻市)がおいしく食べる方法を研究するなど消費量増加に注力しています。
第2位:新潟県
なめこの生産量2位は新潟県で、全体の約20.8%を占めています。十日町市や津南町での栽培が盛ん。
JA十日町きのこ部会は2019年6月にきのこでは日本初となる世界基準の農業認証「GLOBAL GAP(グローバルギャップ)」を取得しました。日本の農作物の品質は高いのでGGAP不要とも言われますが、これを受けていると事実上の国際標準をクリアしたことになります。
第3位:山形県
なめこの生産量3位は山形県で、全体の約18.3%を占めています。菌床栽培のなめこの量が多いですが、山形県は原木栽培のなめこ生産量日本一です。
「原木なめこ」のPRや普及にも力を入れています。
まとめ
なめこの生産量はTOP3の長野県・新潟県・山形県で特に多く、全体の5分の3以上(約62.7%)を占めています。4位の福島県、5位の北海道まで年間1000t超えです。
また、なめこは沖縄県を除く46都道府県で栽培されています。
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