穴子はマアナゴやクロアナゴ、チンアナゴなど150種類以上いますが、一般的には食用になるマアナゴのことを指します。砂泥底に巣穴から頭だけ、もしくは半身を海中に乗り出すことからこの名前がつけられました。
また、マアナゴはウナギの仲間でもあり、ウナギと同じ食べ方をします。関東では煮穴子、関西では焼き穴子が主流です。
それでは、穴子の漁獲量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
目次
穴子の漁獲量の都道府県ランキング
| 順位 | 都道府県 | 漁獲量 |
|---|---|---|
| 01位 | 長崎県 | 511t |
| 02位 | 島根県 | 460t |
| 03位 | 宮城県 | 199t |
| 04位 | 福岡県 | 195t |
| 05位 | 茨城県 | 191t |
| 06位 | 山口県 | 179t |
| 07位 | 兵庫県 | 121t |
| 08位 | 福島県 | 114t |
| 09位 | 愛知県 | 99t |
| 10位 | 千葉県 | 83t |
| 11位 | 神奈川県 | 46t |
| 12位 | 岩手県 | 44t |
| 13位 | 鳥取県 | 43t |
| 14位 | 広島県 | 42t |
| 15位 | 香川県 | 33t |
| 16位 | 岡山県 | 13t |
| 17位 | 北海道 | 5t |
| 17位 | 東京都 | 5t |
| 17位 | 大阪府 | 5t |
| 20位 | 三重県 | 4t |
| 20位 | 熊本県 | 4t |
| 20位 | 大分県 | 4t |
| 23位 | 京都府 | 2t |
| 23位 | 徳島県 | 2t |
| 23位 | 佐賀県 | 2t |
| 26位 | 新潟県 | 1t |
| 26位 | 静岡県 | 1t |
| 26位 | 鹿児島県 | 1t |
| 29位 | 秋田県 | 0t |
| 29位 | 山形県 | 0t |
| 29位 | 宮崎県 | 0t |
| – | 青森県 | x |
| – | 富山県 | x |
| – | 石川県 | x |
| – | 福井県 | x |
| – | 和歌山県 | x |
| – | 愛媛県 | x |
| – | 高知県 | x |
| – | 沖縄県 | – |
| – | 栃木県 | – |
| – | 群馬県 | – |
| – | 埼玉県 | – |
| – | 山梨県 | – |
| – | 長野県 | – |
| – | 岐阜県 | – |
| – | 滋賀県 | – |
| – | 奈良県 | – |
| 全国計 | 2515t |
第1位:長崎県
穴子の漁獲量日本一は長崎県で、全体の約20.3%を占めています。地引網で漁獲するのが主流。対馬では伝統のかご漁を行っています。かご漁は穴子の体に傷がつかず、新鮮なまま水揚げされるのが特徴ですが、地引網よりも手間がかかる漁法。
また、対馬の穴子は「黄金あなご」としてブランド化されています。
第2位:島根県
穴子の漁獲量2位は島根県で、全体の約18.3%を占めています。底引き網漁業で行われ、漁獲量の半分が大田市で水揚げ。
太田市の穴子は「大田の大あなご」としてブランド化されています。
第3位:宮城県
穴子の漁獲量3位は宮城県で、全体の約7.9%を占めています。底引き網漁やアナゴ筒漁で漁獲。
「北限のアナゴ」や「牡鹿アナゴ」と呼ばれ、築地市場など高評価を受けています。多くを県外に出荷しているため、宮城県民はこの穴子のことをあまり知りません。
まとめ
穴子はTOP3県で約半分(約46.5%)を漁獲しています。漁獲時に魚体が傷つかないかご漁や筒漁をしている都道府県もあり、それらの漁法は沖合で野〆される底びき網漁よりも新鮮な穴子が獲れるのが特徴。
また、穴子は沖縄県と海がない県以外では漁獲されている魚です。


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