クマは農作物の被害だけでなく、人身被害のおそれもある動物。ニュースになりやすい害獣なので印象も強いですが、年間解体数はイノシシや鹿に比べるとかなり少ないです。
また、クマは食用としても好き嫌いの分かれる味。個体差がかなり大きいと言われていて、食べているもので柔らかさや獣臭さがかなりかわってくるようです。
それでは、クマの解体数の都道府県ランキングを見ていきましょう!
クマの解体数の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 解体数 |
---|---|---|
01位 | 北海道 | 68頭 |
02位 | 岐阜県 | 43頭 |
03位 | 長野県 | 35頭 |
04位 | 兵庫県 | 23頭 |
05位 | 秋田県 | 15頭 |
06位 | 石川県 | 14頭 |
07位 | 福井県 | 13頭 |
08位 | 新潟県 | 11頭 |
09位 | 富山県 | 9頭 |
10位 | 滋賀県 | 8頭 |
11位 | 鳥取県 | 6頭 |
12位 | 京都府 | 4頭 |
13位 | 静岡県 | 2頭 |
14位 | 埼玉県 | 1頭 |
14位 | 神奈川県 | 1頭 |
14位 | 山梨県 | 1頭 |
– | 青森県 | x |
– | 岩手県 | x |
– | 宮城県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 福島県 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 千葉県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 愛知県 | – |
– | 三重県 | – |
– | 大阪府 | – |
– | 奈良県 | – |
– | 和歌山県 | – |
– | 島根県 | – |
– | 岡山県 | – |
– | 広島県 | – |
– | 山口県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 香川県 | – |
– | 愛媛県 | – |
– | 高知県 | – |
– | 福岡県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 長崎県 | – |
– | 熊本県 | – |
– | 大分県 | – |
– | 宮崎県 | – |
– | 鹿児島県 | – |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 306頭 |
第1位:北海道
クマの解体数1位は北海道で、全体の約22.2%を占めています。道内全域に生息とまではいきませんが、ヒグマは行動範囲が広いこともあって目撃されていない地域でも注意しておいたほうがいいでしょう。
また、個体数こそ少ないですが、2億5000万円くらいの農作物(とうもろこし中心)や放牧中の牛の被害があります。人身被害に関しては、年2.47人(なくなった人は年0.82人)で山菜やきのこ狩り時の遭遇が多いです。
第2位:岐阜県
クマの解体数2位は岐阜県で、全体の約14.1%を占めています。北アルプス地域や白山・奥美濃地域、東濃地域にツキノワグマが生息。
また、ツキノワグマはヒグマほど被害がありません。人身被害も例年多くて3件で、死亡事故も2014年の1件のみです。(飛騨地域で多いようなので、主な生息地であるブナ・ミズナラなどの広葉樹林のところへ行くときは注意しましょう)
第3位:長野県
クマの解体数3位は長野県で、全体の約11.4%を占めています。ほとんどの地域でツキノワグマが生息。
また、長野県では大量出没する年があり、その年は特に注意が必要です。(目撃情報が1000件を上回る年もあり)そして、山中だけでなく、里地での被害が増加傾向にあります。とうもろこしや果樹、ヒノキなど2.8億円以上の農作物・林業被害も。
まとめ
クマの解体数は1位の北海道が全体の5分の1以上、2位の岐阜県が8分の1以上、3位の長野県が9分の以上。8位の新潟県まで10頭を超えています。
また、本州に生息するツキノワグマよりも北海道に生息するヒグマの方が人身被害があるので注意が必要です。
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