馬肉の生産量の都道府県ランキング!熊本県以外の順位は?

馬肉は牛肉や豚肉、鶏肉と比べると生産コストの高い肉です。馬は草食動物で胃がひとつなので、たくさん食べさせて太らせるということが難しい動物。ちなみに、馬肉の栄養価はかなり高く、低カロリー・低脂肪・高タンパク質でミネラルやビタミンも豊富です。

また、馬肉と聞くと熊本県を思い浮かべる人も多いでしょう。そして、生産量の1位を予想することも容易です。でも、熊本県以外で馬肉を生産している都道府県を答えられる人は少ないのではないでしょうか?

それでは、馬肉の生産量の都道府県ランキングを見ていきます。

目次

馬肉の生産量の都道府県ランキング

順位都道府県生産量
01位熊本県1997.8t
02位福島県858.9t
03位福岡県518.8t
04位青森県510t
05位山梨県222.1t
06位山形県119.9t
07位秋田県97.5t
08位岐阜県56.8t
09位高知県52t
10位北海道31.2t
11位徳島県28t
12位長野県14.8t
13位沖縄県11.7t
14位群馬県10.9t
15位宮崎県5.6t
16位奈良県5.2t
17位長崎県4.5t
18位埼玉県2.1t
19位広島県1.2t
20位岩手県0.8t
21位千葉県0.8t
22位佐賀県0.4t
23位大分県0.4t
宮城県
茨城県
栃木県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
山口県
香川県
愛媛県
鹿児島県
全国計4551.2t

出典:農林水産省「畜産物流通調査」
※馬肉の生産量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの

第1位:熊本県

馬肉の生産量1位は熊本県で、全体の約43.9%を占めています。熊本藩主であった加藤清正が朝鮮出兵したときに食糧難になり、軍馬を食べたのが熊本県の馬肉文化の始まり。ちなみに、明治時代以前は、全国でも馬肉を食べる都道府県は一部だけでした。

また実は、熊本県生まれの馬はかなり少なく、カナダや北海道で生まれた馬を育てたものがほとんどです。

第2位:福島県

馬肉の生産量2位は福島県で、全体の約18.9%を占めています。戊辰戦争(明治元年~2年)のときに、県内に運ばれてきた負傷者に馬肉を食べさせたことが福島県の馬肉文化の始まり。その後会津若松を中心に親しまれ、一般的に食べられる食材になりました。

また、熊本県と会津(福島県)、長野県の馬刺しが日本三大馬刺しと呼ばれています。

第3位:福岡県

馬肉の生産量3位は福岡県で、全体の約11.4%を占めています。馬肉といえば熊本県というイメージが強いですが、福岡県でも生産。ふるさと納税の返礼品にも馬肉があります。

また、福岡県の馬肉生産量は常に3位というわけではなく、青森県と順位を争うことが多いです。

まとめ

馬肉は5分の2以上を生産して全国的にも有名な熊本県、約5分の1を生産し毎年2位にランクインしている福島県、3位の座を争う福岡県と青森県で特に生産量が多くなっています。(この4県で約85.4%)

また、地方的な集中はありませんが、九州地方では鹿児島県以外が馬肉を生産。

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