ぶなしめじはハラタケ目シメジ科のキノコ。ぶなの倒木に生えることからこの名前がついていますが、市場に流通しているのはほとんどが人工的な菌床栽培です。天然物の旬は9月~11月ですが、人口栽培のものは関係なく1年中流通。
また、ぶなしめじは味にクセがなくて歯切れも良いため、炒めものや鍋物、煮物、スープなど様々な料理に利用できます。使い勝手がいいことから需要の高いキノコです。
それでは、ぶなしめじの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
ぶなしめじの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 生産量 |
---|---|---|
01位 | 長野県 | 51122.2t |
02位 | 新潟県 | 22045.4t |
03位 | 福岡県 | 14636.3t |
04位 | 静岡県 | 3180.9t |
05位 | 宮城県 | 3173.5t |
06位 | 茨城県 | 2823.7t |
07位 | 高知県 | 1210.7t |
08位 | 長崎県 | 1069.2t |
09位 | 山形県 | 1016t |
10位 | 秋田県 | 460.7t |
11位 | 奈良県 | 229.7t |
12位 | 群馬県 | 166.4t |
13位 | 鹿児島県 | 145.7t |
14位 | 鳥取県 | 105t |
15位 | 宮崎県 | 88.3t |
16位 | 島根県 | 34.4t |
17位 | 岡山県 | 28.5t |
18位 | 和歌山県 | 18.6t |
19位 | 岩手県 | 0.2t |
– | 北海道 | x |
– | 福島県 | x |
– | 栃木県 | x |
– | 埼玉県 | x |
– | 千葉県 | x |
– | 富山県 | x |
– | 石川県 | x |
– | 山梨県 | x |
– | 岐阜県 | x |
– | 愛知県 | x |
– | 三重県 | x |
– | 大阪府 | x |
– | 兵庫県 | x |
– | 広島県 | x |
– | 山口県 | x |
– | 徳島県 | x |
– | 香川県 | x |
– | 愛媛県 | x |
– | 熊本県 | x |
– | 大分県 | x |
– | 沖縄県 | x |
– | 青森県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 神奈川県 | – |
– | 福井県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 京都府 | – |
– | 佐賀県 | – |
全国計 | 119545.3t |
第1位:長野県
ぶなしめじの生産量日本一は長野県で、全体の約42.8%を占めています。北信地域や長野地域で栽培が盛ん。人口栽培の発祥の地が飯田市(旧上郷村)です。宝酒造が1970年(昭和45年)に栽培法を開発し、1973年(昭和48年)に本格的に導入されました。
また、ブランドぶなしめじの「ぶなクイーン」や「豊茸(HOUDAKE)」があります。
第2位:新潟県
ぶなしめじの生産量2位は新潟県で、全体の約18.4%を占めています。南魚沼市や魚沼市、十日町市などで栽培。
また、魚沼きのこ(生しいたけ、なめこ、えのきたけ、ひらたけ、ぶなしめじ、まいたけ、エリンギ)を魚沼コシヒカリと並ぶブランドとして売出し中です。
第3位:福岡県
ぶなしめじの生産量3位は福岡県で、全体の約12.2%を占めています。大木町などで栽培。大木町のぶなしめじは西日本一の生産量です。
また、「博多ぶなしめじ」がブランド化されています。
まとめ
ぶなしめじの生産量は1位の長野県で特に多く、全体の5分の2以上を生産。2位の新潟県が6分の1以上、3位の福岡県が9分の1以上で、3位までは年間1万tを超えています。
4位の静岡県から9位の山形県までが年間1000t超え。そして、生産量非公表の道府県も多いですが、全国で年間11万t以上生産される需要の高いキノコです。
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