昆布は出汁をとるときに使われることが多いですが、煮物や和物などでも食べられる海藻。ヨウ素が豊富に含まれた食品で、カリウムや鉄、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維も豊富です。現代人に不足がちなミネラルがとれるため、ミネラル不足を感じる人ほど和食を食べるべき。
また、昆布の漁獲量・養殖生産量ともに1位なのは北海道。そして、北海道と東北で穫れるものがほとんどです。これが消費量の順位に影響しているのかも気になります。
それでは、昆布の消費量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
昆布の消費量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県(調査都市) | 数量 | 金額 |
---|---|---|---|
01位 | 青森県(青森市) | 630g | 1246円 |
02位 | 山形県(山形市) | 507g | 1218円 |
03位 | 岩手県(盛岡市) | 435g | 1084円 |
04位 | 秋田県(秋田市) | 357g | 829円 |
05位 | 福島県(福島市) | 312g | 846円 |
06位 | 富山県(富山市) | 306g | 1527円 |
06位 | 沖縄県(那覇市) | 306g | 805円 |
08位 | 福井県(福井市) | 297g | 1571円 |
09位 | 長崎県(長崎市) | 287g | 1200円 |
10位 | 宮城県(仙台市) | 284g | 815円 |
10位 | 群馬県(前橋市) | 284g | 573円 |
12位 | 新潟県(新潟市) | 282g | 788円 |
13位 | 三重県(津市) | 281g | 646円 |
14位 | 鹿児島県(鹿児島市) | 271g | 1256円 |
15位 | 神奈川県(横浜市) | 261g | 866円 |
16位 | 大分県(大分市) | 250g | 655円 |
17位 | 高知県(高知市) | 248g | 604円 |
18位 | 茨城県(水戸市) | 242g | 580円 |
19位 | 滋賀県(大津市) | 233g | 1480円 |
19位 | 島根県(松江市) | 233g | 922円 |
21位 | 長野県(長野市) | 224g | 799円 |
21位 | 大阪府(大阪市) | 224g | 796円 |
23位 | 石川県(金沢市) | 220g | 892円 |
23位 | 広島県(広島市) | 220g | 807円 |
25位 | 愛知県(名古屋市) | 216g | 484円 |
26位 | 千葉県(千葉市) | 210g | 743円 |
27位 | 東京都(東京都区部) | 209g | 758円 |
28位 | 福岡県(福岡市) | 194g | 743円 |
29位 | 山口県(山口市) | 192g | 827円 |
30位 | 山梨県(甲府市) | 187g | 477円 |
31位 | 岐阜県(岐阜市) | 185g | 638円 |
32位 | 栃木県(宇都宮市) | 184g | 575円 |
32位 | 徳島県(徳島市) | 184g | 1011円 |
34位 | 和歌山県(和歌山市) | 176g | 698円 |
35位 | 京都府(京都市) | 167g | 1027円 |
36位 | 香川県(高松市) | 161g | 857円 |
37位 | 奈良県(奈良市) | 157g | 883円 |
37位 | 熊本県(熊本市) | 157g | 595円 |
39位 | 佐賀県(佐賀市) | 148g | 609円 |
40位 | 鳥取県(鳥取市) | 147g | 653円 |
40位 | 宮崎県(宮崎市) | 147g | 692円 |
42位 | 愛媛県(松山市) | 138g | 554円 |
43位 | 静岡県(静岡市) | 131g | 621円 |
44位 | 岡山県(岡山市) | 122g | 532円 |
45位 | 兵庫県(神戸市) | 118g | 735円 |
46位 | 北海道(札幌市) | 115g | 546円 |
47位 | 埼玉県(さいたま市) | 112g | 671円 |
全国平均 | 210g | 792円 |
第1位:青森県(青森市)
昆布の消費量1位は青森県(青森市)です。青森県はTOP10に入ることが多いですが、10位台や20位台の年もあります。家庭によって消費量の差は大きいですが、上位を穫ることも多いので青森県で昆布はよく消費されているといえるでしょう。
また、青森県の昆布の漁獲量は第2位。
第2位:山形県(山形市)
昆布の消費量2位は山形県(山形市)です。山形県は毎年TOP10にランクインし、1位を獲ったこともある県。青森県以上に順位が高いところで安定していて、山形県民の昆布消費量は多いといえます。
また、山形県は昆布の漁獲量・養殖生産量ともにランク外。
第3位:岩手県(盛岡市)
昆布の消費量3位は岩手県(盛岡市)です。岩手県はTOP10のことが多く、順位が悪い年でも10位台にはランクインしてくる県。家庭によって消費量の差はありますが、岩手県では昆布がよく使われているといえます。
また、岩手県は昆布の漁獲量3位、養殖生産量2位です。
まとめ
昆布の消費量1位は青森県、2位は山形県、3位は岩手県。2021年はこの順位ですが、1~3位は固定ではありません。TOP3に入ってきやすいのは、青森県、岩手県、富山県、京都府、佐賀県です。
また、昆布は漁獲量や養殖生産量が多いところで消費量も多い傾向。北海道の順位が安定しないことや江戸時代の北前船の交易で北海道の昆布が売り込まれた富山県や京都府、沖縄県などで消費量が多いこともあって一概にはいえません。
ちなみに、沖縄県も上位にきやすい県でしたが、最近は順位が安定しません。TOP10に入る年もありますが、20位台や30位台の年もあります。
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