観葉植物の生産は昭和30年代(1950年代)から本格的に始まり、昭和40年代(1960年代)に業務用のレンタル観葉植物がブームになりました。その後、家庭用の需要が伸び、大鉢から小鉢になり、ミニ観葉植物の栽培も増えています。
また、熱帯・亜熱帯原産が多い観葉植物にとって日本の冬の気温は低すぎることや直射日光が苦手な半日陰を好む植物が多いこともあり、室内に置かれることが多め。
それでは、観葉植物の生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
目次
観葉植物の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 出荷量 |
---|---|---|
01位 | 愛知県 | 18400000鉢 |
02位 | 静岡県 | 4880000鉢 |
03位 | 岐阜県 | 2320000鉢 |
04位 | 三重県 | 2260000鉢 |
05位 | 鹿児島県 | 1490000鉢 |
06位 | 福岡県 | 1430000鉢 |
07位 | 千葉県 | 1290000鉢 |
08位 | 埼玉県 | 1050000鉢 |
09位 | 沖縄県 | 622000鉢 |
10位 | 和歌山県 | 337000鉢 |
11位 | 熊本県 | 296000鉢 |
12位 | 群馬県 | 269000鉢 |
13位 | 愛媛県 | 245000鉢 |
14位 | 宮崎県 | 222000鉢 |
15位 | 神奈川県 | 217000鉢 |
16位 | 東京都 | 212000鉢 |
17位 | 茨城県 | 167000鉢 |
18位 | 京都府 | 167000鉢 |
19位 | 長崎県 | 143000鉢 |
20位 | 大阪府 | 111000鉢 |
21位 | 香川県 | 107000鉢 |
22位 | 佐賀県 | 85000鉢 |
23位 | 滋賀県 | 56000鉢 |
24位 | 岡山県 | 48000鉢 |
25位 | 高知県 | 42000鉢 |
26位 | 山口県 | 27000鉢 |
27位 | 栃木県 | 22000鉢 |
27位 | 広島県 | 22000鉢 |
29位 | 兵庫県 | 21000鉢 |
30位 | 宮城県 | 17000鉢 |
31位 | 奈良県 | 15000鉢 |
32位 | 山梨県 | 12000鉢 |
33位 | 大分県 | 6000鉢 |
34位 | 石川県 | 1000鉢 |
– | 北海道 | x |
– | 青森県 | x |
– | 福島県 | x |
– | 富山県 | x |
– | 島根県 | x |
– | 徳島県 | x |
– | 岩手県 | – |
– | 秋田県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 新潟県 | – |
– | 福井県 | – |
– | 長野県 | – |
– | 鳥取県 | – |
全国計 | 36800000鉢 |
第1位:愛知県
観葉植物の生産量日本一は愛知県で、全体の50%を生産しています。田原市や西尾市、岡崎市などで栽培。観葉植物の流通が始まったのは名古屋市からで、昭和34年(1959年)に日本初の鉢物専門市場「日本観葉植物株式会社」が設立されました。
また、愛知県は半分の観葉植物を生産していることもあり、大鉢から小鉢、ミニ観葉植物まで様々な品種を栽培しています。
第2位:静岡県
観葉植物の生産量2位は静岡県で、全体の約13.3%を生産しています。沼津市や前崎市、島田市などで栽培。
また、静岡県では観音竹や多肉植物、サンセベリアやベンジャミンなど多彩な品目が生産されています。
第3位:岐阜県
観葉植物の生産量3位は岐阜県で、全体の約6.3%を生産しています。海津町や養老町、岐阜市、美濃市などで栽培。
また、岐阜県では「パキポディウム」や「タンクブロメリア」、「サボテン」などを栽培し、作付面積は横ばいながら小鉢化が進んでいるので出荷数は増えています。
まとめ
観葉植物の生産量は愛知県が1位で、他の都道府県よりも圧倒的に多いです。日本初の鉢物専門市場が名古屋市にできたことも関係しているといえるでしょう。
そして、紹介した2位の静岡県や3位の岐阜県だけでなく、三重県が4位です。上位4県がすべて東海地方となっています。
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