ぶどうは農業産出額が15年(2006年~2021年)で2倍近くに増え、日本産ワインのブームやシャインマスカットの誕生の影響が大きいです。特に皮ごと食べられて高く売れるシャインマスカットがけん引しているといえるでしょう。多品種も皮ごと食べられる品種改良が進んでいます。
また、ぶどうはもとから自給率の高い果物です。
それでは、ぶどうの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
ぶどうの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 山梨県 | 35000t |
02位 | 長野県 | 32300t |
03位 | 山形県 | 15500t |
04位 | 岡山県 | 13900t |
05位 | 北海道 | 6940t |
06位 | 福岡県 | 6370t |
07位 | 青森県 | 4810t |
08位 | 大阪府 | 3930t |
09位 | 愛知県 | 3610t |
10位 | 岩手県 | 3480t |
11位 | 広島県 | 2930t |
12位 | 福島県 | 2430t |
13位 | 島根県 | 2180t |
13位 | 大分県 | 2180t |
15位 | 秋田県 | 2100t |
16位 | 兵庫県 | 1970t |
17位 | 新潟県 | 1860t |
18位 | 茨城県 | 1760t |
19位 | 熊本県 | 1550t |
20位 | 宮崎県 | 1540t |
21位 | 栃木県 | 1490t |
22位 | 香川県 | 1380t |
23位 | 和歌山県 | 1320t |
24位 | 埼玉県 | 1120t |
25位 | 群馬県 | 1080t |
26位 | 愛媛県 | 1040t |
27位 | 石川県 | 958t |
28位 | 三重県 | 695t |
29位 | 鹿児島県 | 669t |
30位 | 京都府 | 651t |
31位 | 長崎県 | 623t |
32位 | 山口県 | 616t |
33位 | 徳島県 | 601t |
34位 | 奈良県 | 552t |
35位 | 神奈川県 | 515t |
36位 | 鳥取県 | 508t |
37位 | 佐賀県 | 506t |
38位 | 千葉県 | 490t |
39位 | 滋賀県 | 449t |
40位 | 静岡県 | 417t |
41位 | 高知県 | 320t |
42位 | 岐阜県 | 262t |
43位 | 東京都 | 252t |
44位 | 宮城県 | 247t |
45位 | 富山県 | 203t |
46位 | 福井県 | 120t |
47位 | 沖縄県 | 1t |
全国計 | 163400t |
第1位:山梨県
ぶどうの生産量1位は山梨県で、全体の約21.4%を生産しています。主な生産地は甲府市や山梨市、甲州市(塩山・勝沼町)、笛吹市(石和町・一宮町)などです。
また、ぶどうの品種は「巨峰」や「ピオーネ」、「シャインマスカット」、「甲斐路」、「甲州(山梨県オリジナル品種)」など。
第2位:長野県
ぶどうの生産量2位は長野県で、全体の約19.8%を生産しています。昼夜の気温差が大きく降水量が少ないため、果物栽培に向いている県です。
また、ぶどうの品種は「巨峰」や「ナガノパープル(長野県オリジナル品種)」、「シャインマスカット」、「ピオーネ」、「クイーンニーナ」など。ナガノパープルはシャインマスカットのように皮ごと食べられる品種です。
第3位:山形県
ぶどうの生産量3位は山形県で、全体の約9.5%を生産しています。昼夜の寒暖の差が大きく、日照時間が十分で水はけが良いため、ぶどうの栽培に好条件です。
また、ぶどうの品種は「巨峰」や「デラウェア」、「高尾」、「ピオーネ」、「安芸クイーン」など。デラウェアの生産量は日本一で、シャインマスカットは山形県で導入を推進している品種となっています。
まとめ
ぶどうは上位3県で全体の約50.7%を生産しており、半分以上が山梨県・長野県・山形県で作られています。需要の高いシャインマスカットは山形県などで導入を推奨していて、ナガノパープルなどの皮ごと食べられる品種改良も進んでいっている果物です。
また、ぶどうは輸出もされていて、香港や台湾、シンガポールが主な輸出先。
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