小麦はパンやうどん、パスタなどの加工食品の原料であり、日本人にとって欠かせない食材のひとつとなっています。
また、小麦は冷涼で乾いた気候を好む傾向があり、温暖湿潤気候の多い日本ではやや不向きな作物。でも、需要が高い作物ということで品種改良が重ねられ、日本の気候でも育つ「ゆめちから」が誕生しました。ゆめちからが登場したことで作りやすくなり、日本全国で栽培されています。
それでは、小麦の生産量の都道府県ランキングについて見ていきましょう。
目次
小麦の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 北海道 | 614200t |
02位 | 福岡県 | 75400t |
03位 | 佐賀県 | 56600t |
04位 | 愛知県 | 30000t |
05位 | 三重県 | 25000t |
06位 | 滋賀県 | 24100t |
07位 | 群馬県 | 22700t |
08位 | 熊本県 | 20600t |
09位 | 埼玉県 | 19100t |
10位 | 岐阜県 | 12500t |
11位 | 茨城県 | 12400t |
12位 | 大分県 | 10900t |
13位 | 岩手県 | 9000t |
14位 | 香川県 | 8970t |
15位 | 栃木県 | 8690t |
16位 | 長野県 | 8170t |
17位 | 山口県 | 6470t |
18位 | 兵庫県 | 5270t |
19位 | 岡山県 | 4160t |
20位 | 宮城県 | 3900t |
21位 | 長崎県 | 2180t |
22位 | 青森県 | 1910t |
23位 | 静岡県 | 1850t |
24位 | 愛媛県 | 1850t |
25位 | 千葉県 | 1710t |
26位 | 秋田県 | 962t |
27位 | 福島県 | 838t |
28位 | 広島県 | 503t |
29位 | 京都府 | 390t |
30位 | 奈良県 | 365t |
31位 | 新潟県 | 349t |
32位 | 宮崎県 | 313t |
33位 | 福井県 | 294t |
34位 | 島根県 | 266t |
35位 | 山梨県 | 263t |
36位 | 鳥取県 | 262t |
37位 | 徳島県 | 234t |
38位 | 山形県 | 220t |
39位 | 石川県 | 210t |
40位 | 富山県 | 126t |
41位 | 鹿児島県 | 116t |
42位 | 神奈川県 | 91t |
43位 | 東京都 | 21t |
44位 | 和歌山県 | 7t |
44位 | 沖縄県 | 7t |
46位 | 高知県 | 6t |
47位 | 大阪府 | 1t |
全国計 | 993500t |
第1位:北海道
北海道は小麦の栽培に向いていて、全国生産量の約61.8%を占めます。お米のように様々なブランド小麦があり、きたほなみやキタノカオリ、きたもえ、ゆめちから、春よ恋などのいろいろな銘柄の小麦が栽培されています。
第2位:福岡県
福岡県では稲作と小麦の二毛作が盛んです。また、福岡県はラーメン用の小麦「ラー麦」を開発し、栽培しています。ラー麦以外にも強力粉用のミナミノカオリや薄力粉や中力粉用のチクゴイズミなどの品種を栽培。
第3位:佐賀県
佐賀県と福岡県をまたぐ筑紫平野は二毛作穀倉地帯で、稲作と小麦の二毛作が盛んです。栽培品種はシロガネコムギが6割、チクゴイズミが3割、残りがミナミノカオリ。
まとめ
北海道で小麦栽培が盛んなのは有名ですが、福岡県や佐賀県の筑紫平野での二毛作は日本の小麦にあまり詳しくない人は知らなかったという人も多いでしょう。
また、パン作りに適した小麦は日本の気候に向いていないため、あまり作られていません。「春よ恋」や「はるゆたか」など北海道で栽培されていますが、大部分を輸入に頼っています。
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