鱒の養殖生産量の都道府県ランキング!日本一はどこ?

鱒はニジマスやアマゴ、ヤマメ、地域ブランドマスなどが多くの都道府県で養殖されています。ちなみに、カラフトマスやサクラマスの漁獲量よりもこれらの鱒の養殖生産量の方が多いです。

また、鱒と鮭の区別は国によっても違い、明確な区分は決まっていません。日本でもマスノスケ(キングサーモン)のようにマスがつくのに鮭に分類される魚もいます。DNA解析やアミノ酸解析などがもっと進めば、国際的な基準も決まってこの紛らわしさが解消されるでしょう。

それでは、鱒の養殖生産量の都道府県ランキングを見ていきます!

目次

鱒の養殖生産量の都道府県ランキング

順位都道府県養殖収穫量
01位長野県1202t
02位静岡県951t
03位山梨県870t
04位福島県433t
05位栃木県398t
06位岐阜県298t
07位群馬県191t
08位岩手県179t
09位新潟県151t
10位岡山県61t
11位青森県56t
12位広島県49t
13位山形県35t
14位徳島県33t
15位神奈川県28t
16位秋田県27t
16位兵庫県27t
18位山口県15t
19位福岡県4t
20位茨城県2t
20位埼玉県2t
北海道 x
宮城県 x
千葉県 x
東京都 x
富山県 x
石川県 x
福井県 x
愛知県 x
三重県 x
滋賀県 x
京都府 x
奈良県 x
和歌山県 x
鳥取県 x
島根県 x
愛媛県 x
高知県 x
佐賀県 x
長崎県 x
熊本県 x
大分県 x
宮崎県 x
鹿児島県 x
大阪府
香川県
沖縄県
全国計6138t

出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
※鱒の養殖収穫量のデータは2021年のものです
※「-」は事実のないもの、「x」は秘密保護上、数値を公表しないもの

第1位:長野県

鱒の養殖生産量日本一は長野県で、全体の約19.6%を占めています。北アルプスの湧水が豊富な安曇野市で養殖が盛ん。ニジマスとその他の鱒を半分ずつくらい養殖しています。(ニジマスは3位、その他の鱒が1位)

その他の鱒の中の「信州サーモン」が人気上昇中で、旨味の強いきめ細かく締まった身が評判です。

第2位:静岡県

鱒の養殖生産量2位は静岡県で、全体の約15.5%を占めています。富士山麓の清らかな水の流れる富士宮市で養殖が盛ん。ニジマスの生産量が特に多く、ニジマス養殖生産量は日本一です。(その他の鱒は第6位)

また、ニジマスの「紅富士」はブランド化されています。

第3位:山梨県

鱒の養殖生産量3位は山梨県で、全体の約14.2%を占めています。豊富な水資源を活かし、ニジマスやヤマメ、イワナなどを養殖。山梨県はニジマスだけなら2位、その他の鱒も2位の生産量となっています。

また、山梨県養殖漁業協同組合が生産したニジマス「甲斐サーモンレッド」やキングサーモンとニジマスを交配して作出した「富士の介」がブランド化。

まとめ

鱒全体の生産量が日本一なのが長野県で、ニジマスの生産量日本一が静岡県です。そして、どちらも2位の山梨県が第3位。

また、各県でブランドマスがあり、新しいマスの開発・研究もされています。マス類は身がキレイで旨味も強いので、ブランド化もしやすい魚だといえるでしょう。

ちなみに、マスの漁獲量の方が気になる方は下の記事をご確認ください。

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