イノシシは農作物を荒らす害獣の代表格。警戒心が強くて知性も高いので捕まえるのがなかなか難しいです。
また、ジビエとして一定の人気もあり、ぼたん鍋や猪汁などで食べられます。今回のイノシシの解体数は食肉センターのものなので、各都道府県で年間これくらいの数が食肉化されていると考えるといいでしょう。
それでは、イノシシの解体数の都道府県ランキングを見ていきます。
目次
イノシシの解体数の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 解体数 |
---|---|---|
01位 | 兵庫県 | 4042頭 |
02位 | 福岡県 | 2638頭 |
03位 | 長崎県 | 2419頭 |
04位 | 広島県 | 2145頭 |
05位 | 千葉県 | 2064頭 |
06位 | 大分県 | 1286頭 |
07位 | 熊本県 | 1270頭 |
08位 | 佐賀県 | 1133頭 |
09位 | 鳥取県 | 1132頭 |
10位 | 島根県 | 1127頭 |
11位 | 岡山県 | 1037頭 |
12位 | 宮崎県 | 1007頭 |
13位 | 山口県 | 960頭 |
14位 | 高知県 | 924頭 |
15位 | 愛媛県 | 918頭 |
16位 | 和歌山県 | 691頭 |
17位 | 香川県 | 590頭 |
18位 | 静岡県 | 569頭 |
19位 | 京都府 | 562頭 |
20位 | 鹿児島県 | 445頭 |
21位 | 三重県 | 276頭 |
22位 | 石川県 | 261頭 |
23位 | 岐阜県 | 250頭 |
24位 | 徳島県 | 241頭 |
25位 | 栃木県 | 234頭 |
26位 | 長野県 | 217頭 |
27位 | 大阪府 | 213頭 |
28位 | 新潟県 | 179頭 |
29位 | 奈良県 | 165頭 |
30位 | 富山県 | 143頭 |
31位 | 福井県 | 123頭 |
32位 | 神奈川県 | 108頭 |
33位 | 滋賀県 | 74頭 |
34位 | 愛知県 | 71頭 |
35位 | 沖縄県 | 68頭 |
36位 | 埼玉県 | 57頭 |
37位 | 山梨県 | 25頭 |
– | 青森県 | x |
– | 岩手県 | x |
– | 北海道 | – |
– | 宮城県 | – |
– | 秋田県 | – |
– | 山形県 | – |
– | 福島県 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 東京都 | – |
全国計 | 29666頭 |
第1位:兵庫県
イノシシの解体数日本一は兵庫県で、全体の約13.6%を占めています。六甲山系に隣接する神戸・阪神地域だけでなく、東播磨・中播磨地域等の市街地周辺でもイノシシを目撃・捕獲。
ちなみに、イノシシによる農作物被害額は毎年1億5000万円を超えています。イノシシの分布する地域では約3割の農家が被害が大きいと答えるくらい深刻な問題です。
第2位:福岡県
イノシシの解体数2位は福岡県で、全体の約8.9%を占めています。福岡県でもイノシシの分布が拡大し、ほぼ全域にイノシシが生息。狩猟による捕獲は増加傾向にあります。
福岡県では農作物の被害が大きく、水稲や野菜、果物、タケノコを合わせると年間3億円を超える被害です。
第3位:長崎県
イノシシの解体数3位は長崎県で、全体の約8.2%を占めています。県内全域に分布し、昔は見られなかった壱岐及び下五島地域にも生息。
長崎県でも年間1億円を超える農作物被害があります。ちなみに、どの県でもイノシシ対策をしての額です。
まとめ
イノシシの解体数は1位が兵庫県、2位が福岡県、3位が長崎県で、4位の広島県や5位の千葉県でも多いです。
また、イノシシは雑木林や山に生息しますが、生息地域がどの都道府県でも拡大傾向にあります。被害は各都道府県が対策を講じているので抑えられているといった感じですが、それでも被害が大きいです。
コメント