食用菊は市販の刺身に入っていることの多い花。観賞用の菊とは違い、苦味が少なくて甘味があるのが特徴です。刺身のつま以外にも、おひたしやサラダ、天ぷら、お吸い物など様々な食べ方ができます。
また、βカロテンやビタミンC、葉酸などを多く含み、100gあたり27kcalとローカロリーです。食べずに捨ててしまうという人も多いと思いますが、もったいないことをしています。
それでは、食用菊の生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
食用菊の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 愛知県 | 368t |
02位 | 山形県 | 133t |
03位 | 青森県 | 106t |
04位 | 秋田県 | 50t |
05位 | 新潟県 | 46t |
06位 | 沖縄県 | 14t |
07位 | 埼玉県 | 1t |
08位 | 岩手県 | 0t |
08位 | 宮城県 | 0t |
08位 | 福島県 | 0t |
08位 | 栃木県 | 0t |
08位 | 群馬県 | 0t |
08位 | 千葉県 | 0t |
08位 | 神奈川県 | 0t |
08位 | 福井県 | 0t |
08位 | 山梨県 | 0t |
08位 | 長野県 | 0t |
08位 | 岐阜県 | 0t |
08位 | 滋賀県 | 0t |
08位 | 京都府 | 0t |
– | 兵庫県 | … |
– | 北海道 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 東京都 | – |
– | 富山県 | – |
– | 石川県 | – |
– | 静岡県 | – |
– | 三重県 | – |
– | 大阪府 | – |
– | 奈良県 | – |
– | 和歌山県 | – |
– | 鳥取県 | – |
– | 島根県 | – |
– | 岡山県 | – |
– | 広島県 | – |
– | 山口県 | – |
– | 徳島県 | – |
– | 香川県 | – |
– | 愛媛県 | – |
– | 高知県 | – |
– | 福岡県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 長崎県 | – |
– | 熊本県 | – |
– | 大分県 | – |
– | 宮崎県 | – |
– | 鹿児島県 | – |
全国計 | 718t |
第1位:愛知県
食用菊の生産量日本一は愛知県で、全体の約51.3%を生産しています。主要産地は豊橋市で、蒲郡市や豊川市でも栽培。栽培施設を利用し、食用菊の周年栽培を行っています。
また、愛知県の食用菊の品種は「とよおんちぎり」、「とよおんうんぜん」、「こまり」、「豊の秋」、「豊温山吹」などです。
第2位:山形県
食用菊の生産量2位は山形県で、全体の約18.5%を生産しています。山形市や寒河江市などで栽培。促成栽培や季咲き栽培、電照での抑制栽培などの栽培方法を組み合わせて周年出荷しています。
また、山形県の食用菊の主な品種は「延命楽」や「延天楽」、「菊名月」などです。「延命楽」は県内で「もってのほか」や「もって菊」と呼ばれています。
第3位:青森県
食用菊の生産量3位は青森県で、全体の約14.8%を生産しています。青森県の南部地方で栽培され、特に南部町での栽培が盛ん。露地栽培で作っているものが多いです。
また、青森県の食用菊の品種は「阿房宮」や「十五夜」、「八戸菊1号」、「八戸菊2号」です。「阿房宮」が主力品種。
まとめ
食用菊は半分以上を愛知県で生産。2位の山形県と3位の青森県でも生産数が多く、全体の3分の1(約33.3%)を生産しています。
また、最近は刺身にプラスチック製の菊が入るなど出荷は減少傾向。おしゃれな料理に食用花が使われる機会は増えているので、食用花の走りのような存在の食用菊にも頑張って欲しいところです。
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