さやいんげんはいんげんまめの若いさやを食用とするもの。さやの種類によって丸さや、丸平さや、平さや分別され、つるが長く伸びる「つるあり種」とつるが伸びない「つるなし種」があります。つるあり丸さやの「どじょういんげん」やつるなし丸さやの「丸さやいんげん」が多いです。
また、以前はかたいスジがあってとる必要がありましたが、品種改良が進んでスジなしのものが多く出回っています。
それでは、さやいんげんの生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう!
さやいんげんの生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 収穫量 |
---|---|---|
01位 | 千葉県 | 5900t |
02位 | 北海道 | 3910t |
03位 | 福島県 | 3320t |
04位 | 鹿児島県 | 2070t |
05位 | 沖縄県 | 1910t |
06位 | 茨城県 | 1670t |
07位 | 群馬県 | 1230t |
08位 | 宮城県 | 859t |
09位 | 熊本県 | 774t |
10位 | 長野県 | 770t |
11位 | 岐阜県 | 693t |
12位 | 秋田県 | 665t |
13位 | 福岡県 | 649t |
14位 | 青森県 | 646t |
15位 | 山形県 | 641t |
16位 | 埼玉県 | 624t |
17位 | 栃木県 | 584t |
18位 | 広島県 | 561t |
19位 | 長崎県 | 541t |
20位 | 神奈川県 | 529t |
21位 | 山梨県 | 464t |
22位 | 高知県 | 428t |
23位 | 岩手県 | 423t |
24位 | 愛媛県 | 324t |
25位 | 香川県 | 113t |
– | 東京都 | … |
– | 新潟県 | … |
– | 富山県 | … |
– | 石川県 | … |
– | 福井県 | … |
– | 静岡県 | … |
– | 愛知県 | … |
– | 三重県 | … |
– | 滋賀県 | … |
– | 京都府 | … |
– | 大阪府 | … |
– | 兵庫県 | … |
– | 奈良県 | … |
– | 和歌山県 | … |
– | 鳥取県 | … |
– | 島根県 | … |
– | 岡山県 | … |
– | 山口県 | … |
– | 徳島県 | … |
– | 佐賀県 | … |
– | 大分県 | … |
– | 宮崎県 | … |
全国計 | 36600t |
第1位:千葉県
さやいんげんの生産量1位は千葉県で、全体の約16.1%を生産しています。袖ケ浦市や市原市、香取市、山武市などで栽培。袖ケ浦市が主な産地となっています。
また、千葉県のさやいんげんの主な品種は「ステイヤー」と「鴨川グリーン」です。
第2位:北海道
さやいんげんの生産量2位は北海道で、全体の約10.7%を生産しています。十勝や網走、上川地域などで栽培。いんげんまめの完熟種子を乾燥豆として利用する目的のものを主に栽培し、若いさやを食べるものとは品種が違います。
また、北海道のさやいんげんの主な品種は「ピテナ」や「クリスタルビーン」、「グリーンシャトウ」、「大平さや尺5寸」、「サマーキセラ」、「スノークロップネリナ」です。
第3位:福島県
さやいんげんの生産量3位は福島県で、全体の約9.1%を生産しています。会津坂下町や湯川村、柳津町、会津美里町、金山町などで栽培。
また、福島県のさやいんげんの主な品種は「いちず」や「鴨川グリーン」、「ステイヤー」、「キセラ」です。
まとめ
若さやを食べる目的で作られているのは生産量1位の千葉県や3位の福島県、4位の鹿児島県、5位の沖縄県などで、2位の北海道ではいんげんまえの乾燥豆目的で作られています。
また、さやいんげんは栄養価が高くて栄養バランスも良く、料理の幅が広くて和・洋・中の様々な調理法で利用。安定した需要のある野菜です。
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