鹿は北海道のエゾシカや奈良県のホンシュウジカが有名ですが、日本各地に生息しています。そして、イノシシや猿による農作物の被害がニュースになりがちですが、鹿による被害も結構なもの。
また、鹿はジビエの中でも食べやすい部類で、牛肉に近いです。ステーキやソテー、唐揚げなど様々な調理ができ、低脂肪・高タンパク質。
それでは、鹿の解体数の都道府県ランキングを見ていきましょう!
鹿の解体数の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 解体数 |
---|---|---|
01位 | 北海道 | 33778頭 |
02位 | 兵庫県 | 10301頭 |
03位 | 長野県 | 7767頭 |
04位 | 京都府 | 4938頭 |
05位 | 鳥取県 | 4201頭 |
06位 | 岐阜県 | 3946頭 |
07位 | 三重県 | 3283頭 |
08位 | 宮崎県 | 2586頭 |
09位 | 広島県 | 2439頭 |
10位 | 熊本県 | 2438頭 |
11位 | 岡山県 | 2198頭 |
12位 | 静岡県 | 2196頭 |
13位 | 鹿児島県 | 1974頭 |
14位 | 長崎県 | 1854頭 |
15位 | 大分県 | 1849頭 |
16位 | 山口県 | 1579頭 |
17位 | 和歌山県 | 1576頭 |
18位 | 徳島県 | 1364頭 |
19位 | 福岡県 | 1047頭 |
20位 | 愛知県 | 827頭 |
21位 | 滋賀県 | 772頭 |
22位 | 愛媛県 | 748頭 |
23位 | 千葉県 | 706頭 |
24位 | 山梨県 | 684頭 |
25位 | 奈良県 | 664頭 |
26位 | 高知県 | 455頭 |
27位 | 福井県 | 401頭 |
28位 | 宮城県 | 340頭 |
29位 | 島根県 | 337頭 |
30位 | 大阪府 | 333頭 |
31位 | 神奈川県 | 210頭 |
32位 | 秋田県 | 201頭 |
33位 | 東京都 | 149頭 |
34位 | 富山県 | 144頭 |
35位 | 石川県 | 143頭 |
35位 | 香川県 | 143頭 |
37位 | 埼玉県 | 119頭 |
38位 | 新潟県 | 60頭 |
– | 青森県 | x |
– | 岩手県 | x |
– | 山形県 | – |
– | 福島県 | – |
– | 茨城県 | – |
– | 栃木県 | – |
– | 群馬県 | – |
– | 佐賀県 | – |
– | 沖縄県 | – |
全国計 | 99033頭 |
第1位:北海道
鹿の解体数1位は北海道で、全体の約34.1%を占めています。道内各地に生息し、東部地域(オホーツク、十勝、釧路、根室管内)で減少、北部地域(空知、上川、留萌、宗谷管内)と中部地域(石狩、胆振、日高管内)で微増、南部地域(後志、渡島、檜山管内)で増加。
また、エゾシカによる被害は半分が牧草で、水稲やてん菜、ばれいしょ、デントコーンなど年間約40億円の被害があります。一方で、鹿の利活用率も上がっていて、地域産業の振興にも貢献。
第2位:兵庫県
鹿の解体数2位は兵庫県で、全体の約10.4%を占めています。但馬および西播磨地域を中心に、神戸・阪神地域や淡路地域でも分布が拡大傾向。
また、ホンシュウジカによる被害は約1億5000万円で、イノシシと同じくらいの被害があります。
第3位:長野県
鹿の解体数3位は長野県で、全体の約7.8%を占めています。県下77の全市町村で生息が確認され、分布域も年々拡大。
また、長野県では年々被害額が増加していて、令和元年は2億5000万円となっています。生息域が拡大したことへの対処が追いついていなかったり、侵入防止柵等の維持管理ができていなかったりなどし、被害が拡大中です。
まとめ
鹿の食肉加工の3分の1以上が1位の北海道。2位の兵庫県や3位の長野県は5000頭以上、19位の福岡県まで1000頭以上が解体されています。
また、農作物の被害に関してもイノシシと同等、もしくはそれ以上の被害があるため、各都道府県・各自治体での被害防除対策の強化が必要です。
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