豚肉は肉質が柔らかく、脂肪が肉と層状になっています。豚肉は脂肪の多い肉というイメージもあるかもしれませんが、脂肪分の少ない部位もあり、もも肉やヒレは脂肪分の少ないです。そして、ビタミンB1が豊富で、アミノ酸のバランスも良い食材。
また、牛肉文化の関西よりも豚肉文化の関東でよく食べられる傾向があります。肉じゃがやカレーの肉も関東は豚肉が多いのに対し、関西は牛肉が多いです。
それでは、豚肉の生産量の都道府県ランキングを見ていきましょう。
豚肉の生産量の都道府県ランキング
順位 | 都道府県 | 生産量 |
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01位 | 鹿児島県 | 215729.2t |
02位 | 北海道 | 102804.1t |
03位 | 茨城県 | 101972.3t |
04位 | 青森県 | 87324.8t |
05位 | 宮崎県 | 80378.9t |
06位 | 千葉県 | 69678.6t |
07位 | 群馬県 | 59842.6t |
08位 | 神奈川県 | 47429.4t |
09位 | 長崎県 | 45957.9t |
10位 | 埼玉県 | 45253.9t |
11位 | 愛知県 | 39349t |
12位 | 新潟県 | 33569.8t |
13位 | 山形県 | 32973t |
14位 | 岩手県 | 29368.7t |
15位 | 宮城県 | 27966.2t |
16位 | 沖縄県 | 24193.4t |
17位 | 秋田県 | 23926.3t |
18位 | 栃木県 | 20281.1t |
19位 | 福島県 | 18227.7t |
20位 | 静岡県 | 17940t |
21位 | 福岡県 | 17077.5t |
22位 | 徳島県 | 16016.7t |
23位 | 東京都 | 15703.2t |
24位 | 愛媛県 | 14138.9t |
25位 | 熊本県 | 14049.8t |
26位 | 香川県 | 13425.7t |
27位 | 三重県 | 12401.3t |
28位 | 長野県 | 9661.3t |
29位 | 大分県 | 9570t |
30位 | 高知県 | 8437.1t |
31位 | 佐賀県 | 8125t |
32位 | 兵庫県 | 7330t |
33位 | 岐阜県 | 7258.2t |
34位 | 島根県 | 7126t |
35位 | 富山県 | 6795.1t |
36位 | 鳥取県 | 6081.6t |
37位 | 岡山県 | 4840.5t |
38位 | 広島県 | 4515t |
39位 | 大阪府 | 3588.4t |
40位 | 山梨県 | 3077.2t |
41位 | 石川県 | 2795.5t |
42位 | 京都府 | 1426.7t |
43位 | 奈良県 | 494.3t |
– | 福井県 | – |
– | 滋賀県 | – |
– | 和歌山県 | – |
– | 山口県 | – |
全国計 | 1318102.2t |
第1位:鹿児島県
豚肉の生産量1位は鹿児島県で、全体の約16.4%を占めています。鹿児島の黒豚は全国的にも有名です。薩摩で昔から飼われていた土着の豚と明治時代に入ってきたイギリス原産のバークシャーとで改良を重ねたのが今の鹿児島の黒豚。
また、鹿児島県のブランド豚もたくさんあり、「かごしま黒豚」や「鹿児島XX」、「かごしま黒豚さつま」、「鹿児島黒豚 黒の匠」などがあります。
第2位:北海道
豚肉の生産量2位は北海道で、全体の約7.8%を占めています。豚は汗腺が退化しているので汗をかいて体温を下げるというのができないこともあって、暑さが苦手。冷涼な気候の北海道は豚飼育に向いた地です。
また、室蘭やきとりは鶏肉ではなく豚肉が使われているのが有名。これは日中戦争時に豚モツの串が屋台で売られていたことがルーツで、その後、今の豚肉とタマネギ、辛子という形が定着しました。
第3位:茨城県
豚肉の生産量3位は茨城県で、全体の約7.7%を占めています。県内全域で豚が飼養され、豚肉を生産。
また、茨城県のブランド豚は、「ローズポーク」や「美明豚」、「キングポーク」、「梅山豚」、「常陸の輝き」などがあります。
まとめ
豚の飼育頭数1位の鹿児島県が豚肉の生産量も1位です。豚は豚肉用に飼われているのがほとんどなので、2位以下も飼育頭数の多いところで生産量が多くなっていますが、「と畜場(食肉センター)」で生産された枝肉から算出された数値のため、順位が多少前後している場合もあり。
豚肉は2021年、飼育頭数は2022年2月のデータということも少し違う部分ではありますが、気になる人は豚の飼育頭数のランキングも確認してみてください。
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